世界の10人に1人が栄養失調 週間ニュースダイジェスト(7月11日~17日)
2020年に世界で栄養失調状態にあった人が、世界人口の10人に1人に当たる最大8億1100万人いたと推計する報告書が公表された(7月12日)。前年の6億5030万人から急増しており、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「30年の飢餓ゼロ」の目標は、達成が遠くなってきている。 23年にもアイスラン...
東京の酒類提供を原則禁止 週間ニュースダイジェスト(7月4日~10日)
政府は東京都に、4度目の緊急事態宣言を発令した(7月8日)。期限は東京五輪を挟む7月12日~8月22日。午後7時まで1組2人に限って認められてきた酒類販売が一律停止となり、飲食店には大きな打撃となる。外食大手ワタミは、東京都内の休業店舗を7月8日現在の36から、70に倍増する方向。居酒屋店舗の大半...
出稼ぎ激減で貧困加速 繰り返すコロナ感染の波 連載「アフリカにおける農の現在...
この連載は前回の第11回まで、主に耕作に焦点を当ててきた。今回からいわばシーズン2に入り、アフリカで農をなりわいとする村の人びとの暮らしを取り巻く、病や水、燃料、森に着目していく。 12回目となる今回から3回にわたり、世界中を困難に陥れている病、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とその影...
種苗法違反の疑いで書類送検 週間ニュースダイジェスト(6月27日~7月3日)
シャインマスカットの苗を販売目的で無許可で保管したとして、警視庁が種苗法違反の疑いで、愛媛県の男性を書類送検した(6月28日)。男性はホームセンターで購入後に自宅の庭で増やし、今年4、5月にインターネットで販売したとみられる。改正種苗法の今年4月の施行後、サイバーパトロールで不審な出品を発見した。...
処理水風評被害の賠償枠組み提示へ 週間ニュースダイジェスト(6月20日~26日...
福島第1原発の処理水の海洋放出で、小早川智明東京電力社長は、風評被害への損害賠償の枠組みを今夏中に示し、農業団体などと協議を始める方針を明らかにした(6月21日)。全国漁業協同組合連合会は6月23日の総会で、政府による海洋放出方針の決定は「到底容認できるものではない」と反対する特別決議を、全会一致...
食文化への適合も背景に 新作物ライコムギの受け入れ 連載「アフリカにおける...
筆者はエチオピア南部ガモ高地の中腹部に位置するドルゼ村で、近年栽培の広がっているライコムギを対象に、その栽培と利用の実態を明らかにしようと調査を行ってきた。(写真上:収穫期を迎えたライコムギ=2018年1月、下山花撮影) ライコムギとは人工的に作出された作物で、ライムギに由来する環境ストレスや病気...