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豪当局、遺伝子組み換え小麦の試験栽培認可 NNAオーストラリア
オーストラリア連邦政府の遺伝子技術規制局(OGTR)が、アルゼンチンのバイオテクノロジー企業バイオセレス(Bioceres)・クロップ・ソリューションズ傘下のトリガル・オーストラリアに対し、HB4と呼ばれる遺伝子組み換え(GM)小麦の試験栽培を許可したことが分かった。オーストラリアにおけるGM小麦...
基本計画で意見交換会 10月3日 日本オーガニック会議
「日本オーガニック会議」と「環境と農業を考える会」は、食料・農業・農村基本計画の改定に向けた意見交換会を、2024年10月3日(木)午後1:00~3:30に、産業貿易センター浜松館(東京)で開きます。参加は無料ですが、9月27日までにオンラインで申し込んで下さい。 改正基本法に新たに追加された基本理...
タイ産のエビ、児童・強制労働リストから除外 NNA
米労働省が発表した「2024年の児童・強制労働で生産された物品リスト」および「最悪の形態の児童労働(TDAリポート)」で、人身取引被害者保護法(TVPRA)に基づく児童・強制労働の物品リストからタイ産のエビが除外された。魚粉などは新たに指定された。(画像はイメージ) 労働省はタイ産のエビについて、...
G20農相3年ぶり共同宣言 週間ニュースダイジェスト(9月8日~9月14日)
▼マグロ増枠、7月合意維持 米1.8倍、日本に追い風(9月9日) 水産庁は東部太平洋のクロマグロの資源管理などを議論する全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)年次会合で7月の国際合意を維持し、米国の漁獲枠を約1.8倍、メキシコを約1.5倍に拡大することが決まったと発表した。資源量が回復傾向にあること...
頼もしい未来の畜産農家 青山浩子 新潟食料農業大学准教授 連載「グリーン&ブ...
畜産を学ぶ高校生が今年も海外から多くを学んだ。農業者間の国際交流を担う組織、公益社団法人国際農業者交流協会が、畜産を担う人材育成を目的に、日本中央競馬会の事業を活用し、農業高校生を海外に送り出している。2024年度も20人が国内の事前研修を経て、豪州で8日間畜産を学んだ。畜産農家や食肉加工場などの...
海人族の縁 連載「旅作家 小林希の島日和」
初めて訪れた場所なのに、なぜか懐かしく想(おも)い、胸がキュッとなる時がある。この不思議な感覚は、これまでにも何度かあったが、強烈に感じたのは、福岡県の志賀島(しかのしま)だ。 博多湾に位置する志賀島は、歴史の教科書でも有名な、「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」の金印が発見された島。歴史ロマ...
「書評」 農協が日本人の"食と命"を守り続ける! 久保田治己
日本製鉄によるUSスチールの買収は阻止される可能性が強まっている。一方、セブン&アイ・ホールディングスはカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けている。国際間の企業の合併・買収(M&A)は経済的な合理性だけでは説明できない。労働者ら関係者の感情、国家の威信や安全...
新米3千円「高すぎる」 農水省会議、コメ離れ懸念 週間ニュースダイジェスト(9...
▼2年連続、最も暑い夏 平年比で1.76度高く(9月2日) 気象庁は今年夏(6~8月)の日本の平均気温が平年を1.76度上回ったと発表した。1898年の統計開始以降で最高だった昨年に並び、2年連続で最も暑い夏となった。高温傾向は9月も続く見通しで、引き続きクーラーの適切な使用など熱中症対策が必要な...
知られることで居場所ができる 赤堀楠雄 材木ライター 連載「グリーン&ブルー...
私と同じく、都会から山間地の集落に移住した知人が、地元の人たちから「○○(知人が住む地域の名)のどこがいいのか」と尋ねられ、自分の気持ちをうまく伝えられないもどかしさをSNSに綴(つづ)っていた。(写真:集落内を見回る。こうした営みに加わることで形成される人間関係が大事だ) 「自然が豊かで人が温か...
タレ濃厚化と温暖化 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
ラーメン屋の店先に「冷やし中華はじめました」の貼り紙を見ると、夏が来たと胸躍ったのはいつまでだったか。「冷やし中華の日」の7月7日は、二十四節気で暑さが本格化する「小暑」の頃に当たる。以前はその前後から本当に暑くなり、冷たい麺が食べたくなったが、温暖化にともなって時期が早まり、4月から提供する店が...
「もうひとつの学校」と子どもたちの可能性 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「...
埼玉県の東武日光線幸手(さって)駅近くの商店街は、旧日光街道宿場町の面影が残る。夏休み明けに、約130人の小学生が制作した造形作品などを30カ所に展示する「アートさんぽ展」がある。 「しょっかくを楽しもう!」。小学5年のみずほさんは「手のひらで触って、ムニュムニュと握ってもらう」スライムとラメや粘...
農水省「3つの過ち」 長期化したコメ不足 アグリラボ編集長コラム
9月に入って待望の新米(24年産)が出回り始め、コメ不足は徐々に落ち着くとみられる。しかし、価格は高止まりし混乱が長引き、消費者の不安は収まっていない。農水省は「全体の需給として、必要な在庫水準が確保されている」(坂本哲志農相)と言い続けているが、それならばなおさら、同省の不手際の責任は重い。 農...
日本産ホタテが半額に、中国代替の輸入増で ベトナム NNA
ベトナムが輸入する日本産ホタテの価格が、1キロ当たり約15万ドン(875円)~60万ドンと昨年から半額近くまで値下がりしている。中国が2023年8月に日本産水産物の禁輸措置を発動してから、代替の販売先としてベトナムへの輸出が増加していることが背景にある。26日付VNエクスプレスが伝えた。(写真はイ...
新米価格、値上がりの公算 週間ニュースダイジェスト(8月25日~8月31日)
▼農水予算2.6兆円要求へ 食料安定供給へ構造転換(8月27日) 農林水産省は2025年度予算の概算要求案を固めた。総額は前年度当初予算に比べて16.3%増の2兆6389億円。農家数が減少する中、食料の安定供給や生産性向上に向けた構造転換を図るため増額を求める。高騰する生産コストの価格転嫁に向けた...