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食料安保

分散備蓄を食料安保の柱に 震災の教訓生かそう アグリラボ編集長コラムの写真

分散備蓄を食料安保の柱に 震災の教訓生かそう アグリラボ編集長コラム

                       (写真はイメージ)  能登半島地震に続いて羽田空港で飛行機の衝突事故が起き、気の毒で残念な年明けとなった。連日の惨事を伝える報道の中でも、特に心が痛むのは食料不足だ。カップ麺しか食べられない子どもが「お母さんが作ったカレーライスを食べたい」と訴える。救援...

ザリガニで持続可能な農業目指す 東京農大、ケニアと共同研究の写真

ザリガニで持続可能な農業目指す 東京農大、ケニアと共同研究

 (ザリガニを使った炊き込みご飯)  東京農業大学は、ザリガニを新たな資源として活用するため、ケニア共和国の大学や企業と共同して養殖・食品加工・普及に向けた研究を加速する。江口文陽学長は「(研究成果が)食材としての活用につながっていくことに大きな意味がある」と社会実装の重要性を強調している。 嫌われ...

岸田再改造内閣が始動  週間ニュースダイジェスト(9月10日~16日)の写真

岸田再改造内閣が始動  週間ニュースダイジェスト(9月10日~16日)

 ▼食料危機時に生産転換指示 農業基本法改正へ(9月11日)  農林水産省の有識者会議は「食料・農業・農村基本法」の見直しに関する最終取りまとめを決定し、野村哲郎農相に答申した。食料危機時に生産転換や流通規制を指示する体制の検討や、食料安全保障の強化に向けて農産品の国内生産の拡大や価格転嫁の推進を提...

耕畜連携を主流に フォーラム「食料安保障と地域資源循環の強化に向けて」開催 農中総研の写真

耕畜連携を主流に フォーラム「食料安保障と地域資源循環の強化に向けて」開催 農中...

 農林中金総合研究所は9月14日、フォーラム「食料安全保障と地域資源循環の強化に向けて~現場の実践から考える次世代耕畜連携のあり方とは~」をオンラインで開催し、米麦など耕種作物と酪農など畜産業の連携を深めることの意義や重要性を確認した。600人超が参加した。  フォーラムでは、農事組合法人 元気ファ...

2040年に国内生産が危機  「113万㏊の耕地死守」と提言  三菱総研の写真

2040年に国内生産が危機  「113万㏊の耕地死守」と提言  三菱総研

(2050年までの主食穀物需要・国内生産・ギャップの成り行き推計、単位:万トン=各種統計から三菱総合研究所作成)  株式会社三菱総合研究所は、提言「食料安全保障の長期ビジョン 2050年の主食をどう確保するか」を公表した。その中で、主食穀物(米・小麦)の食料安全保障上のリスクについて「短期的には大き...

「一人一人の食料安保」  新たな定義に政策転換を期待  アグリラボ所長コラムの写真

「一人一人の食料安保」  新たな定義に政策転換を期待  アグリラボ所長コラム

 食料・農業・農村基本法の見直しを議論してきた農林水産省の基本法検証部会(部会長・中嶋康博東大大学院教授)は5月29日、野村哲郎農相に中間取りまとめを提出した。同省は意見の募集や地方説明会を経て、「農政の憲法」とも言われる基本法の改正を目指す。  中間取りまとめの中で特筆すべき点は、食料安全保障につ...