栽培技術改良や品目転換が急務 気候変動は農業変える「チャンス」 前田佳栄 日...
昨年のノーベル物理学賞は、気候変動の予測に取り組んだ真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員ら3人に贈られた。 地球大気の物理モデルの開発により、二酸化炭素の濃度上昇が地球温暖化につながるという、現在につながるシミュレーションの基礎を確立したことが評価されたものだ。 昨年9月にIPCC(Intergo...
ウクライナ侵攻で資材価格高騰懸念 週間ニュースダイジェスト(2月20日~26日...
ロシア軍がウクライナへ侵攻し、シカゴ穀物市場では小麦が一時、約9年7カ月ぶりの高値をつけ、ニューヨーク原油先物相場の指標油種の中心限月が一時1バレル=100㌦を上回った(2月24日)。ロシアとウクライナは家畜の飼料にもなる小麦やトウモロコシの輸出が多く、日本は漁船が使う燃料や家畜の飼料の大半を輸入...
小麦価格高騰の恐れ ロシア、ウクライナで輸出の3割 NNAオーストラリア
ロシアの軍事侵攻によるウクライナ情勢の緊迫化が、世界の小麦輸出市場を揺るがしている。両国は小麦の輸出大国で、2021/22年度の輸出量は合計5850万㌧に上る。世界全体の29%を占める2カ国からの供給が軍事衝突により停止した場合、国際価格は高騰しサプライチェーンは大混乱に陥ると予想される。一方で世...
キリンがミャンマー撤退 週間ニュースダイジェスト(2月13日~19日)
キリンホールディングスはミャンマーで展開してきた国軍系企業との合弁ビール事業から撤退すると発表した(2月14日)。主力商品「ミャンマー・ビール」は政変後の不買運動までは同国市場で8割近いシェアがあり、キリンの利益を押し上げていた。2021年12月期連結決算で、ミャンマー事業の減損損失を累計680億...
ミャンマー撤退を発表 キリン、国軍系ビール合弁解消図る
キリンホールディングスは14日、ミャンマー国軍系企業とのビール事業から撤退すると発表した。キリンは「6月末までに決着させる」としている。 ビール事業を手掛ける合弁会社はミャンマー最大手のミャンマー・ブルワリーと、中堅のマンダレー・ブルワリー。両社にはキリンが51%、国軍系企業が49%を出資している...
台湾、日本産食品解禁へ 週間ニュースダイジェスト(2月6日~12日)
台湾行政院は2011年の東京電力福島第1原発事故後に課してきた日本産食品の輸入禁止措置を、2月中にも解除する方針を示した(2月8日)。日本との関係改善を急ぎ、中国と競う環太平洋連携協定(TPP)加盟交渉で優位に立ちたいとの思惑がある。日本にとっては、農林水産物・食品の輸出額が4位(21年)の台湾へ...