ロシアが安全操業協定の履行中断 週間ニュースダイジェスト(6月5日~11日)
ロシアが北方領土周辺水域で日本漁船が拿捕などをされない「安全操業協定」の履行中断を発表した(6月7日)。日本側がサハリン州との協力事業で資金の支払いを拒んでいることを、協定停止の理由に挙げている。 安全操業協定は日ロ間に4つある漁業協定の一つ。北方四島周辺のロシアが主張する領海で、日本側がロシア関...
転作加速の可能性 週間ニュースダイジェスト(5月29日~6月4日)
農林水産省による2022年産米の作付け意向調査(4月末時点)で、主食用米は37道府県が21年産米の実績より作付面積を「減らす」とした。前回調査(1月末時点)の22道府県から大幅に増加した(6月2日)。 コロナ禍による外食需要の減少などコメ消費の減少が進んでいる。穀物価格の世界的な高騰で主食用米以外...
吉川元農相に有罪判決 週間ニュースダイジェスト(5月22日~28日)
農相だった2018~19年に大手鶏卵会社の前代表から現金計500万円の賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われ、無罪を主張した吉川貴盛元農相に対し東京地裁は懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円の有罪判決を言い渡した(5月26日)。吉川被告は国際機関が策定したアニマルウェルフェアの指針案に、農林...
生体牛の輸出も停止か 豪新政権、農業の課題山積 NNAオーストラリア
5月21日に投開票が行われたオーストラリアの連邦議会総選挙で、約9年ぶりに政権交代を実現させた労働党の今後の舵取りに、農業界が注目している。 気候変動問題への有権者の意識の変化が、独立系無所属候補や緑の党(グリーンズ)の躍進に反映したとされ、旧政権が唱えた排出ガス削減対策が酪農や畜産のコストを上昇...
施設の漏水で農業用水停止 週間ニュースダイジェスト(5月15日~21日)
愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水事故が発生し、県内の農地5400㌶に給水できなくなった(5月17日)。管轄する東海農政局は施設のある矢作川にポンプを設置し工業用水を優先して確保しているが、農業用の給水は停止した。 金子原二郎農相によると、施設から取水している水田は4730㌶。...
舌やイデオロギーに普遍性はない マックのロシア撤退に思う 岡田充 共同通信客...
「マクドナルド(マック)が全ロシア店を閉鎖」。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日)から2週間余りたった3月9日、ロシアで850店舗を経営する米マクドナルドがロシアからの撤退を発表した。その翌日には日本のファーストリテイリング(ファストリ)が、ロシアにある「ユニクロ」全50店の営業停止を決めた。(写...