農産物輸出1兆円超へ 週間ニュースダイジェスト(11月28日~12月4日)
農林水産省が発表した今年1~10月の農林水産物・食品の輸出額は、前年同期比28%増の9734億円で、年間で初の1兆円突破が確実となった(12月3日)。新型コロナウイルスによる世界的な巣ごもり需要拡大に加え、経済活動の再開で外食需要の回復が輸出を押し上げている。品目では牛肉や日本酒、緑茶の伸びが目立...
開発で農業が浸透 変わる狩猟採集社会 連載「アフリカにおける農の現在(いま)...
狩猟や採集は私たちの祖先が早くからいそしんできた生業で、農耕の開始とともに衰退していったというのが一般的な理解だろう。従って狩猟採集と農耕の両方を行っている人びとの存在は、想像が難しいかもしれない。しかしアフリカの森林地帯などでは、狩猟採集民も農耕を行っている。 これから2回の連載では、狩猟採集民...
誠意込め果物届ける 農園支える元ビジネスウーマン 山田昌邦 共同通信福島支局...
「フルーツ王国」福島県に赴任して2年余り。この間に食べた桃の数は、それまでの50余年に食べた数を上回るかもしれない。桃の「箱買い」は当たり前。福島市の郊外に出ると、季節ごとに桃や梨、ブドウ、リンゴなどを実らせた果樹園が沿道に続き、目を楽しませてくれる。 福島市飯坂町の「まるせい果樹園」もその一つ。...
原油高抑制図る 週間ニュースダイジェスト(11月21日~27日)
岸田文雄首相は原油高抑制のため、米国と協調し石油の国家備蓄の一部を放出する考えを表明した(11月24日)。放出量は国内消費量の2、3日分に相当する数十万㌔㍑とする。価格抑制を目的とした放出は初めて。効果を疑問視する声があり、国内でも野菜や果物の栽培に重油が欠かせない農家などの不安が高まっている。 ...
深刻さ増す食料対立 市民団体がサミットから離反 共同通信アグリラボ所長 石井...
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、食料の価格が上昇し、途上国などで飢餓が拡大する恐れが高まっている。しかし具体的な対応策で国際的な合意を形成するのは容易ではない。9月23~24日にオンラインで開かれた「国連世界食料システムサミット」は、ビア・カンペシーナ、市民社会メカニズム(CSM)など約50...
巨額経済対策を決定 週間ニュースダイジェスト(11月14日~20日)
政府は事業規模が78兆9000億円に上るコロナ禍対応の経済対策を決めた(11月19日)。財政支出は過去最大の55兆7000億円。岸田文雄首相の「分配政策」重視だが、借金頼みで効果が厳しく問われる。農業関連の柱となるコメ対策として、需要減を受けた在庫米対策や転換支援を含む。飼料高騰対応や「みどりの食...