野村農相が公務復帰 週間ニュースダイジェスト(8月21日~27日)
就任直後の12日に新型コロナウイルスに感染したことが判明した野村哲郎農相が、公務に復帰した(8月23日)。翌日にはマスコミ各社による就任インタビューに応じ、麦・大豆の増産に向けた政策に集中的に取り組む考えを強調した。 26日の記者会見では、草やわらなど粗飼料の輸入価格が高騰している問題について、直...
消費者物価が上昇 週間ニュースダイジェスト(8月14日~20日)
総務省が発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.4%上昇の102.2だった(8月19日)。上昇率は6月の2.2%を上回り、11カ月連続の上昇となった。年内に3%に達するとの見方がある。 食料(生鮮食品除く)は3.7%上昇(6月は3...
新農相に野村哲郎氏 週間ニュースダイジェスト(8月7日~13日)
第2次岸田改造内閣が発足し、農林水産相には野村哲郎・前参院決算委員長(78)が就任した(8月10日)。参院議員4期目の野村氏は初入閣で、閣内最年長。鹿児島県出身。 岸田文雄首相は同日、党人事も行い、四役などを決定。野村氏と同じ鹿児島出身で、国対委員長を歴代最長の4年超務めた森山裕元農相(77)を選...
欧州で進む「草」への転換 米州産大豆からの脱却目指す 共同通信アグリラボ所長...
農業生産と地球環境との調和を目指す潮流が強まる中、欧州では畜産業のあり方が見直されるだけでなく、家畜の飼料の供給源として米州産大豆への依存から脱却する動きが強まっている。肉や大豆に代わるタンパク質を確保する上で、切り札となるのは意外にも「草」だ。(写真:タンパク質の供給源として草に着目するデンマー...
1~6月食品輸出が過去最高 週間ニュースダイジェスト(7月31日~8月6日)
農林水産省は2022年上半期(1~6月)の農林水産物・食品の輸出額が前年同期比13.1%増の6525億円と、上半期では最高となった発表した(8月5日)。外食向け需要が米欧を中心に回復したことが寄与し、円安で価格競争力が高まったこと効果もあった。 輸出先国・地域別では、首位の中国(1201億円)が1...
コメ転作進む 週間ニュースダイジェスト(7月24日~30日)
農林水産省は2022年産の主食用米の生産量が、平年並みの作況であれば673万㌧になるとの見通しを発表した(7月27日)。700万㌧割れは初めてで、主食用以外も含めたコメの生産量がピークだった1967年産の1445万㌧の半分以下になる。21年産米の生産量は昨年の調査で700万㌧割れを見込んだが、生育...