FAO前事務局長と中村丁次氏に大賞 食の新潟国際賞、食の課題解決に貢献
食・農分野の国際的な業績を表彰している公益財団法人「食の新潟国際賞財団」(新潟市)は11月29日、飢餓撲滅策(ゼロハンガー)を推進した国連食糧農業機関(FAO)のジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ前事務局長と、栄養学を確立し、学校給食の基礎を作った日本栄養士会会長の中村丁次・神奈川県立保健福祉大学学長...
外食売り上げコロナ前超え 週間ニュースダイジェスト(11月20日~26日)
10月の外食売上高が前年同月比で14.8%増と大きく伸び、2019年10月との比較でも5.5%増と、コロナ禍前の水準を初めて上回った(11月25日)。政府の全国旅行支援や水際対策の緩和で客数が戻った。値上げした店舗も多く、客単価も上がった。 業種別ではファストフードが19年10月比18.0%増と、...
10月食料値上がり5.9% 週間ニュースダイジェスト(11月13日~19日)
総務省が発表した10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)で、食料の上昇率が5.9%と1981年3月以来、41年7カ月ぶりの大きさとなった(11月18日)。原材料高を背景に、多くの食料品が10月から値上がりしたことが影響した。 総務省の担当者は、伸び率は10月の5.9%がピークになる可能性がある...
農業集落調査は継続 週間ニュースダイジェスト(11月6日~12日)
野村哲郎農相は記者会見で、廃止の方向で検討していた2025年の農林業センサスの農業集落調査について、学識経験者らからの反対を受け、調査方法を見直した上で継続する方針を明らかにした(11月8日)。 農水省は農業集落調査で、個人情報保護条例で集落の事情に詳しい対象者の把握が困難になっていることなどを理...
飢餓撲滅でブラジル・ルラ氏に期待 大統領復帰、成長・福祉の両立に実績 アグリ...
ブラジルの左派労働党のルラ元大統領が、来年1月1日に政権に返り咲く。10月30日の決選投票で現職のボルサナロ大統領を僅差で破った。2003~10年の在任中に貧困対策や飢餓の撲滅で実績を上げており、ロシアによるウクライナ侵攻などで国際的に飢餓人口が増える中、その手腕に強く期待したい。 ルラ元大統領は...
輸出基盤強化資金を初融資 日本公庫、ハラル認証の食肉処理施設
日本政策金融公庫は11月11日、宮崎県西都市の食肉処理業「SEミート宮崎」に、農林水産物・食品輸出基盤強化資金として10億円を融資したと発表した。同資金の融資は今年5月に成立した改正農林水産物・食品輸出促進法に基づく新たな制度で、初の適用となる。 SEミート宮崎(有田米増社長)は、2024年にハラ...