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参院選で自民大勝　　週間ニュースダイジェスト（7月10日～16日）

2022.07.18

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参院選で自民大勝　　週間ニュースダイジェスト（7月10日～16日）の写真

　7月10日投開票の第26回参院選は、自民党が単独で改選議席の過半数となる63議席を獲り、大勝した。農村部も含む32の1人区では28勝4敗と、野党を圧倒した。一方で改選23議席の立憲民主党は17と苦戦し、日本維新の会は改選議席から倍増の12となり、比例代表の獲得議席は立民を上回った。
　自民の60台確保は2013年以来で、昨年10月就任の岸田文雄首相（自民党総裁）の政権基盤が強まった。首相は物価高騰対策の大型補正予算編成を検討し、10月にも秋の臨時国会を召集し成立を図る見通し。農政では生産資材の高騰対策や、食料安全保障政策の見直しに取り組む。
　ロシア軍の黒海封鎖によるウクライナ産穀物の輸出滞留問題で、ロシアやウクライナが輸出航路の安全確保などで合意した（7月13日）。


　▼山下惣一さん死去（7月10日）
　農民作家として知られる山下惣一さんが、肺がんのため佐賀県唐津市内の病院で死去した。86歳だった。農業に従事しながら小説やルポを発表し、1970年に「海鳴り」で農民文学賞を受賞。鹿児島大名誉教授の萬田正治さんと、小規模農家をつなぐ「小農学会」を発足させた
　関連記事：まき続けた「小農」の種　共同通信アグリラボ所長 石井勇人

　▼自民大勝（7月11日）
　第26回参院選の全125議席の当選者が確定し、自民党は単独で改選過半数の63議席を確保し大勝した。32ある改選1人区で28勝4敗と野党を圧倒。改選23議席の立憲民主党は17に後退した一方、日本維新の会は改選議席から倍増の12となり、比例代表獲得議席は立民を上回った

　▼ビール類10年ぶり増加（7月12日）
　ビール大手4社の2022年1～6月のビール類の販売量は、前年同期より3%増えた。3年ぶりに行動制限がない大型連休を迎えたことなどから、飲食店向けの業務用が回復し、10年ぶりに前年より増加した。19年同期比では13%減っており、コロナ禍前の水準には戻っていない

　▼穀物輸出へ前進（7月13日）
　ロシア軍の黒海封鎖によるウクライナ産穀物の輸出滞留問題で、ロシア、ウクライナ、トルコと国連は、関係国が参加する枠組みの設置や輸出航路の安全確保で合意した。再協議して合意文書に署名する見通しだが、取り決めの詳細は不明で、合意の実効性が焦点となる

　▼新ルール協議継続（7月14日）
　高級なすしネタや刺し身として人気が高い太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議の合同作業部会は、親魚の資源量を回復させる現在の目標を達成した後の、新しい漁獲管理ルールを引き続き協議していくことを確認した。会合には日米韓など8カ国・地域が参加した

　▼4割が年内値上げ（7月15日）
　東京商工リサーチの調査で、外食大手120社の4割強に当たる53社が年内に値上げを実施したか予定していることが分かった。値上げ率は5％以上10％未満が最多。値上げ理由は原材料価格の上昇が約8割で最も多く、物流費増、人件費上昇なども挙がった

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