サッカー強国は農業大国か 食料事情安定が不可欠 共同通信アグリラボ所長コラム
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は、16強による決勝トーナメントが始まり、連日熱戦が繰り広げられている。アルゼンチン、フランス、オーストラリア、ブラジル、米国など農業大国の出場チームが多い印象を受ける。サッカーの強弱と食料生産との間に相関関係はあるだろうか。 農業大国かどうかは、さまざ...
FAO前事務局長と中村丁次氏に大賞 食の新潟国際賞、食の課題解決に貢献
食・農分野の国際的な業績を表彰している公益財団法人「食の新潟国際賞財団」(新潟市)は11月29日、飢餓撲滅策(ゼロハンガー)を推進した国連食糧農業機関(FAO)のジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ前事務局長と、栄養学を確立し、学校給食の基礎を作った日本栄養士会会長の中村丁次・神奈川県立保健福祉大学学長...
中長期リスク踏まえ議論を アフリカは瀬戸際に 農中総研、食料安保で緊急フォー...
農林中金総合研究所は9日午後、緊急フォーラム「世界と日本の食料安全保障を考える~世界で進む食料需給の構造変化と日本の食料安全保障」をオンラインで開催、約500人が参加した。 同研究所の理事研究員である阮蔚(ルアンウエイ)氏(写真左)が「世界食料危機~人類が直面する複合リスクの実相~」と題して講演し...
「みんなの食料安保!10,000人シンポ」開催 JAグループ
JAグループ(事務局:全国農業協同組合中央会)は10月13日、「みんなの食料安保!10,000人シンポジウム2022」をオンライン併用で開催した。消費者と生産者が一緒になって食料安全保障を考えるのが狙い。会場の東京コンベンションホール(東京都中央区)に約500人が集まり、オンラインでは全国各地の学...
アフリカ豚熱の警戒強化を 人畜共通感染症への対応必要 アグリラボ所長コラム
ウクライナ戦争の影響などで食料価格が高騰し、食料の安定供給に対する関心が高まっているが、見落としがちなのが動物や植物の感染症だ。岸田文雄政権は入国制限を緩和したが、感染症のリスクを高めるという副作用を伴う。食料の安定的な供給を確保する上で、動植物の検疫の強化が必要だ。 特に致死率が高く有効なワクチ...
消費者への働き掛け強める 「国消国産」で中家JA全中会長 共同通信きさらぎ会...
全国農業協同組合中央会(JA全中)の中家徹会長は4日、東京都内で開いた共同通信社の講演会「きさらぎ会」の東京10月例会で、「日本の食と農を支え、未来につなぐ『国消国産』~食料安全保障の強化に向けて~」とのテーマで講演した。 中家氏は国民が必要とし消費する食料はできるだけその国で生産する「国消国産」...