飲料市場3年連続で縮小へ 消費機会伸び悩む 矢野経済研究所予測
矢野経済研究所がこのほど発刊した市場調査資料「2021年版 飲料市場の現状と展望」によると、21年度の国内の飲料市場規模(牛乳・乳飲料を含む、メーカー出荷金額ベース)は、前年度比1.4%減の4兆7000億円と、3年連続で縮小する。夏の旅行シーズンや帰省時期に4度目の緊急事態宣言が発出されていること...
「鎖国」に戻る気か コメ先物市場の消滅 共同通信アグリラボ所長 石井勇人
大阪堂島商品取引所が申請したコメ先物取引の本上場が8月6日に不認可となった。同取引所は試験上場の延長を申請しないため、国内唯一のコメ先物は上場廃止となり、来年6月に消滅する。 この唐突な結論に至るまでの経緯は謎だらけだ。農林水産省は「認可基準に不適合な点がある」と申請を葬り去り、上場廃止によるメリ...
唯一のコメ先物が廃止 週間ニュースダイジェスト(8月1日~7日)
農林水産省は、大阪堂島商品取引所が申請したコメ先物取引の本上場を認めなかったと発表した。堂島商取は完全撤退を発表し、国内唯一のコメ先物は上場廃止が決まった(8月6日)。試験上場は2011年の旧民主党政権下で始まったが、本上場による恒久化を果たさずに幕を閉じる。 2021年上半期(1~6月)の農林水...
コロナ禍で流通量は微減 20年度の食品添加物市場 熊野美緒 矢野経済研究所フ...
矢野経済研究所の調べでは、2020年度の食品添加物の市場規模(売上高)は、8043億2700万円であった。売上高は甘味料、食品香料、品質改良剤、増粘安定剤、食品色素、乳化剤、酸味料、酵素、栄養強化剤、保存料・日持ち向上剤、酸化防止剤ーについて合計している。(写真はイメージ) 市場規模は前年度比で微...
21年産米700万㌧割れへ 週間ニュースダイジェスト(7月25日~31日)
農林水産省は2021年産の主食用米の作付面積が、前年より6万5000~6万2000㌶減るとの6月末時点の集計結果を発表した(7月29日)。平年並みの作況なら生産量は700万㌧割れとなり、米価急落の懸念は後退する。コロナ禍で在庫は積み上がっており、米価の値下がり基調は続くとみられ、消費拡大や輸出市場...
「大豆肉」のトップランナーへ 原料調達は課題 前田佳栄 日本総合研究所創発戦...
人口増加や経済発展によるたんぱく質の供給不足が世界的に懸念されている中で、代替肉への関心が高まっている。代替肉には、大豆やえんどう豆などの植物性の原料を本物の肉に似せて加工したものと、動物の可食部細胞を組織培養したものの2種類があり、家畜を殺すことなく「製造」できることが特徴だ。(写真はイメージ)...