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和食に合うポルトガルのワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」

2021.09.28

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和食に合うポルトガルのワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」の写真

 ポルトガル北西部の海とスペイン国境に接したエントレ・ドウロ・エ・ミーニョ地域のワイン生産者らで構成する「ヴィーニョ・ヴェルデ・ワイン委員会」が、対日輸出に力を入れている。

 ポルトガルには魚介類やコメを使う食文化があり、天ぷらの語源もポルトガル語のテンポーラという説があるほど和食と親和性があるという。

 この地域は緑が豊かで、「ヴィーニョ・ヴェルデ」は「緑のワイン」という意味。地形と気候の変化が大きく、赤ワイン用のアルヴァレリャオンや、白ワイン用のアルヴァリーニョなどさまざまな品種のブドウが生産されている。

 アルコール度数が比較的低く若く軽やかなワインから、濃厚な香りと味とミネラル感がある洗練されたワインまで多種多様のワインを生産しているため、季節性や種類が多い和食に対応しやすい。特に白ワインは、寿司や刺身に合わせやすく、1本1000円台がほとんどで価格も手頃だ。

 2020年の日本への輸出量は約41万6000㍑と、15年の約24万6000㍑から着実に増加している。

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