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なぜ売れる「おにぎり」  畑中三応子 食文化研究家  連載「口福の源」の写真

なぜ売れる「おにぎり」  畑中三応子 食文化研究家  連載「口福の源」

ここ数年、おにぎりがブームだ。全国で専門店が急増し、ぐるなび総研の2023年「今年の一皿」には「ご馳走おにぎり」が選ばれた。(写真はイメージ) 家庭料理では、15年に「おにぎらず」が大ヒットした。外食と中食では「ミシュランガイド東京2019」に初めて「おにぎり浅草宿六(やどろく)」が掲載されたこと...

内製化で食の垂直統合 量販店のヤオコー、国産素材に着目の写真

内製化で食の垂直統合 量販店のヤオコー、国産素材に着目

(ヤオコー ピノ いちご&ブルーベリー杏仁豆腐) 埼玉県を中心に関東地方で量販店を展開している株式会社ヤオコー(川越市)が、国産の果物を使ったスイーツを開発、事業や収益の拡大だけでなく、素材の安定的な調達、食品廃棄の削減など社会的にも貢献できる事業モデルを拡充している。 ヤオコーは、経営理念として「...

パン市場は小幅拡大続く  26年度は1兆6000億円へ  矢野経済研究所の写真

パン市場は小幅拡大続く  26年度は1兆6000億円へ  矢野経済研究所

矢野経済研究所がこのほど発刊した市場調査資料「2023年版 パン市場の展望と戦略」によると、2020年度の国内パン市場(メーカー出荷金額ベース)はコロナ禍で業務用、消費者向けがともに減少し1兆5196億円と落ち込んだが、その後の経済活動や社会生活の回復に伴う需要回復などを受けて、市場規模は微増傾向...

伸びる専門EC、サブスクも  食品通販のトレンド  大篭麻奈 矢野経済研究所フードサイエンスユニット主任研究員の写真

伸びる専門EC、サブスクも  食品通販のトレンド  大篭麻奈 矢野経済研究所フー...

食品通販市場の拡大が続いている。2021年度の食品通販市場総市場規模は、前年度比2.9%増の約4兆4434億円となった。20年度にコロナ特需・巣ごもり需要が発生し、市場が初めて4兆円を超えた反動減が懸念されたが、21年度も断続的な緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの行動制限が続き、食品通販の需...

内食特需の反動減か  21年の食品小売市場2.7%減  矢野経済研究所  の写真

内食特需の反動減か  21年の食品小売市場2.7%減  矢野経済研究所  

矢野経済研究所がこのほど発刊した市場調査資料「2021-2022 食品小売市場白書~コロナ禍で競争激化する食品スーパー業界の動向と展望~」によると、2021年の食品小売市場は47兆6200億円と、前年より2.7%縮小したもようだ。縮小は2年連続。 食品小売市場とは、経済産業省の商業動態統計調査によ...

コロナ禍で消費者向けに活路  変わる冷凍パン市場  泉尾尚紀 矢野経済研究所フードサイエンスユニット主任研究員の写真

コロナ禍で消費者向けに活路  変わる冷凍パン市場  泉尾尚紀 矢野経済研究所フー...

かつてパン製造は、製パン工場か、街のパン工房の職人による「スクラッチ製法」が主流であった。スクラッチ製法はパン粉から生地を作って成型し、発酵させて焼き上げる全工程を工房で行うため、早朝からの重労働が当たり前で、一カ所での一貫生産が一般的であった。 しかし1960年代の冷凍パン生地の登場は、重労働や...