「真昆布の森」復活を 函館の窮状、和食が危機に直面 佐々木ひろこ フードジャ...
「数年前まで、ここは真昆布の森だったんですよ」 天然真昆布枯渇のニュースにショックを受け、現状を確かめようと料理人チームで函館に飛んだのは昨年7月中旬。冒頭のコメントは、長年の昆布研究で知られる北海道立工業技術センターの安井肇センター長によるものだ。 安井さんが指し示したスライドの写真を前に、参加...
木造オフィスビル建設相次ぐ 都心・海外でも、CO²吸収
再開発に絡み、高層ビルの建設がラッシュとなる中、木造の高層オフィスビルの建設プロジェクトが相次ぐ。耐火・耐震技術の確立に加え、光合成により二酸化炭素(CO²)を吸収している木材を大規模に利用し、持続可能な社会の実現を目指す取り組みの一環だ。 海外では地上39階、高さ182㍍の木造高層ビルプロジェク...
鳥インフルで卵が最高値 週間ニュースダイジェスト(1月29日~2月4日)
JA全農たまごによると、2月3日の鶏卵の卸売価格(東京地区、Mサイズ基準値)が1㌔315円を付け、2月としての最高値を更新した。飼料高で生産が抑制傾向となり、鳥インフルエンザの影響で供給が減っている。 JA全農たまごの卸売価格は統計が公表されている1993年以降、これまでの最高値は昨年12月20日...
普及・研究進むBSC工法 東農大、企業と連携し土地浸食防止
東京農業大学(江口文陽学長)は3日、神奈川県厚木市の厚木キャンパスで、土壌藻類を利用して土地表面の侵食を防止する「バイオロジカル・ソイル・クラスト(BSC)工法」の適用実験現場を報道各社に公開した。 緑化工法のひとつであるBSC工法は、土壌藻類で作成した資材を、造成工事や斜面崩壊で生じた地面、開発...
リンゴ酵母と大吟醸創る 中尾醸造、竹原が生んだ誠鏡 連載「農大酵母の酒蔵を訪...
新幹線を福山駅で降り、JR山陽本線、JR呉線を乗り継ぎ竹原駅に向かった。呉線の車窓からは瀬戸内海の島々が見え、車中には「瀬戸の花嫁」のメロディーが流れていた。予定した訪問時間より少し早めに駅に着いたので、タクシーに乗り、安芸の小京都と言われ昔の街並みが残る竹原市(広島県)を少しブラブラしながら中尾...
食料安保は農家への敬意から 穀物も肉も頼りは国内 小視曽四郎 農政ジャーナリ...
同じ安全保障の問題でもかくも大きな差を感じるのは、防衛力と食料への岸田文雄首相の態度だ。防衛ではバイデン米大統領に約束していた「抜本的強化」と「相当な増額」が、新春の訪米土産として出来上がったようだ。対する食料政策。価格高騰を「日本経済の大きなリスク要因」と、食料安保の重視を明言した首相。だが20...