農水省「3つの過ち」 長期化したコメ不足 アグリラボ編集長コラム
9月に入って待望の新米(24年産)が出回り始め、コメ不足は徐々に落ち着くとみられる。しかし、価格は高止まりし混乱が長引き、消費者の不安は収まっていない。農水省は「全体の需給として、必要な在庫水準が確保されている」(坂本哲志農相)と言い続けているが、それならばなおさら、同省の不手際の責任は重い。 農...
日本産ホタテが半額に、中国代替の輸入増で ベトナム NNA
ベトナムが輸入する日本産ホタテの価格が、1キロ当たり約15万ドン(875円)~60万ドンと昨年から半額近くまで値下がりしている。中国が2023年8月に日本産水産物の禁輸措置を発動してから、代替の販売先としてベトナムへの輸出が増加していることが背景にある。26日付VNエクスプレスが伝えた。(写真はイ...
新米価格、値上がりの公算 週間ニュースダイジェスト(8月25日~8月31日)
▼農水予算2.6兆円要求へ 食料安定供給へ構造転換(8月27日) 農林水産省は2025年度予算の概算要求案を固めた。総額は前年度当初予算に比べて16.3%増の2兆6389億円。農家数が減少する中、食料の安定供給や生産性向上に向けた構造転換を図るため増額を求める。高騰する生産コストの価格転嫁に向けた...
コメ17%高騰、20年ぶり 週間ニュースダイジェスト(8月18日~8月24日)
▼クマ対策、地域の連携強化 環境省、交付金30億円要求(8月19日) 環境省は2025年度予算の概算要求で、人身被害が多発するクマを含む「指定管理鳥獣」の対策に充てる自治体向け交付金として30億円を計上する方針を固めた。クマ捕獲のほか、クマが街中に出没した際の自治体や警察、ハンターの連携強化を支援...
太平洋クロマグロの漁獲枠拡大で合意 佐々木ひろこ フードジャーナリスト 連載...
7月半ば、日本の漁業者がここ数年待ち望んでいた大きなニュースが流れたことをご存じだろうか。マグロやカツオなどの資源保存と持続的利用を目的とした国際機関、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の会議で、太平洋クロマグロの総漁獲枠拡大が合意されたというニュースだ。(写真:2018年春、移転前の築地市...
観光ビジネスのプレイヤーの変化 森下晶美 東洋大学国際観光学部教授 連載「...
コロナ禍以降、観光に関わるビジネスプレイヤーが変化してきている。これまで観光というと、交通事業、宿泊・飲食業、旅行業、観光施設業、土産品製造・販売業などがビジネスの中心であったが、現在では、小売業、不動産業、金融業、情報サービス業、農林水産業、広告業、行政機関などこれまでとは異なる業種が大きな役割...