頼もしい未来の畜産農家 青山浩子 新潟食料農業大学准教授 連載「グリーン&ブ...
畜産を学ぶ高校生が今年も海外から多くを学んだ。農業者間の国際交流を担う組織、公益社団法人国際農業者交流協会が、畜産を担う人材育成を目的に、日本中央競馬会の事業を活用し、農業高校生を海外に送り出している。2024年度も20人が国内の事前研修を経て、豪州で8日間畜産を学んだ。畜産農家や食肉加工場などの...
海人族の縁 連載「旅作家 小林希の島日和」
初めて訪れた場所なのに、なぜか懐かしく想(おも)い、胸がキュッとなる時がある。この不思議な感覚は、これまでにも何度かあったが、強烈に感じたのは、福岡県の志賀島(しかのしま)だ。 博多湾に位置する志賀島は、歴史の教科書でも有名な、「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」の金印が発見された島。歴史ロマ...
新米3千円「高すぎる」 農水省会議、コメ離れ懸念 週間ニュースダイジェスト(9...
▼2年連続、最も暑い夏 平年比で1.76度高く(9月2日) 気象庁は今年夏(6~8月)の日本の平均気温が平年を1.76度上回ったと発表した。1898年の統計開始以降で最高だった昨年に並び、2年連続で最も暑い夏となった。高温傾向は9月も続く見通しで、引き続きクーラーの適切な使用など熱中症対策が必要な...
知られることで居場所ができる 赤堀楠雄 材木ライター 連載「グリーン&ブルー...
私と同じく、都会から山間地の集落に移住した知人が、地元の人たちから「○○(知人が住む地域の名)のどこがいいのか」と尋ねられ、自分の気持ちをうまく伝えられないもどかしさをSNSに綴(つづ)っていた。(写真:集落内を見回る。こうした営みに加わることで形成される人間関係が大事だ) 「自然が豊かで人が温か...
タレ濃厚化と温暖化 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
ラーメン屋の店先に「冷やし中華はじめました」の貼り紙を見ると、夏が来たと胸躍ったのはいつまでだったか。「冷やし中華の日」の7月7日は、二十四節気で暑さが本格化する「小暑」の頃に当たる。以前はその前後から本当に暑くなり、冷たい麺が食べたくなったが、温暖化にともなって時期が早まり、4月から提供する店が...
「もうひとつの学校」と子どもたちの可能性 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「...
埼玉県の東武日光線幸手(さって)駅近くの商店街は、旧日光街道宿場町の面影が残る。夏休み明けに、約130人の小学生が制作した造形作品などを30カ所に展示する「アートさんぽ展」がある。 「しょっかくを楽しもう!」。小学5年のみずほさんは「手のひらで触って、ムニュムニュと握ってもらう」スライムとラメや粘...