タレ濃厚化と温暖化 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
ラーメン屋の店先に「冷やし中華はじめました」の貼り紙を見ると、夏が来たと胸躍ったのはいつまでだったか。「冷やし中華の日」の7月7日は、二十四節気で暑さが本格化する「小暑」の頃に当たる。以前はその前後から本当に暑くなり、冷たい麺が食べたくなったが、温暖化にともなって時期が早まり、4月から提供する店が...
「もうひとつの学校」と子どもたちの可能性 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「...
埼玉県の東武日光線幸手(さって)駅近くの商店街は、旧日光街道宿場町の面影が残る。夏休み明けに、約130人の小学生が制作した造形作品などを30カ所に展示する「アートさんぽ展」がある。 「しょっかくを楽しもう!」。小学5年のみずほさんは「手のひらで触って、ムニュムニュと握ってもらう」スライムとラメや粘...
農水省「3つの過ち」 長期化したコメ不足 アグリラボ編集長コラム
9月に入って待望の新米(24年産)が出回り始め、コメ不足は徐々に落ち着くとみられる。しかし、価格は高止まりし混乱が長引き、消費者の不安は収まっていない。農水省は「全体の需給として、必要な在庫水準が確保されている」(坂本哲志農相)と言い続けているが、それならばなおさら、同省の不手際の責任は重い。 農...
日本産ホタテが半額に、中国代替の輸入増で ベトナム NNA
ベトナムが輸入する日本産ホタテの価格が、1キロ当たり約15万ドン(875円)~60万ドンと昨年から半額近くまで値下がりしている。中国が2023年8月に日本産水産物の禁輸措置を発動してから、代替の販売先としてベトナムへの輸出が増加していることが背景にある。26日付VNエクスプレスが伝えた。(写真はイ...
新米価格、値上がりの公算 週間ニュースダイジェスト(8月25日~8月31日)
▼農水予算2.6兆円要求へ 食料安定供給へ構造転換(8月27日) 農林水産省は2025年度予算の概算要求案を固めた。総額は前年度当初予算に比べて16.3%増の2兆6389億円。農家数が減少する中、食料の安定供給や生産性向上に向けた構造転換を図るため増額を求める。高騰する生産コストの価格転嫁に向けた...
コメ17%高騰、20年ぶり 週間ニュースダイジェスト(8月18日~8月24日)
▼クマ対策、地域の連携強化 環境省、交付金30億円要求(8月19日) 環境省は2025年度予算の概算要求で、人身被害が多発するクマを含む「指定管理鳥獣」の対策に充てる自治体向け交付金として30億円を計上する方針を固めた。クマ捕獲のほか、クマが街中に出没した際の自治体や警察、ハンターの連携強化を支援...