食料自給率の目標、学生はこう見ている 青山浩子 新潟食料農業大学准教授 連載...
大学2年生向けの講義で、食料自給率を取り上げた。「食料・農業・農村基本法」の改正に向けて、議論が盛り上がっていた頃だ。1999年に基本法が施行され、一度も達成できなかった自給率目標を新たな基本法でも設定すべきかどうか。学生たちに考えてほしいと思った。(グラフは日本の食料自給率の推移) 自給率につい...
アナログな愛おしい時間 連載「旅作家 小林希の島日和」
日本各地の島を旅するなか、また会いたいと思う人が増えていく。その人たちは、年齢も仕事もさまざま。ある人は高齢のベテラン漁師で、ある人は地域おこし協力隊で島に移住した若者で、ある人は同じく島を旅する者で。 昨年の初夏、私は取材も兼ねて「硫黄島3島クルーズ」ツアーに参加した。小笠原諸島の父島と東京湾岸...
明石名物の食べ歩きクーポン販売
明石観光協会(兵庫県明石市)は、明石名物の食べ歩きクーポン「もぐチケ」の2024年度版を販売している。今回5年ぶりにリニューアルし、10商品3店舗を追加した。「(魚介類や練り物店などが並ぶ)魚の棚(うおんたな)商店街やその周辺を散策しながら気軽に食べ歩きを楽しんでほしい」としている。 「もぐチケ」...
コメ自給へ生産効率向上余地 農業大国インドネシアの食料安全保障(3) NNA
インドネシアはコメの生産量が世界4位だが、依然として国内供給量の一部を輸入に頼っている。背景にはタイやベトナムと違ってコメを戦略的輸出品にしていない政策的側面があり、干ばつなどが起きるとコメの不足や価格高騰を招くという課題がある。これに対し、稲作農家を支援するスタートアップ企業は、多収量の品種の使...
電気ガス料金軽減策復活 週間ニュースダイジェスト(6月16日~6月22日)
▼全中会長、農業転換点に 価格転嫁「乳製品から」(6月18日) 全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長が共同通信のインタビューに応じ、食料安全保障を基本理念に据えた改正食料・農業・農村基本法が成立したことに関し、日本農業の転換点になるとの認識を示した。持続可能な農業の鍵を握る生産コストの価...
スタッフがやめない職場をつくろう 赤堀楠雄 材木ライター 連載「グリーン&ブ...
3年ほど前のことだが、若手の大工を10人以上も雇っている工務店の社長に人材確保のコツを尋ねたことがある。 自身も大工だという30代の社長は「居心地がよく、伸び伸びと仕事ができる環境を整えることです。仕事を取ることよりも一生懸命そのことを考えます。新しく人を入れることよりも社員がやめないようにする方...