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コラム

農水省「3つの過ち」 長期化したコメ不足 アグリラボ編集長コラムの写真

農水省「3つの過ち」 長期化したコメ不足 アグリラボ編集長コラム

9月に入って待望の新米(24年産)が出回り始め、コメ不足は徐々に落ち着くとみられる。しかし、価格は高止まりし混乱が長引き、消費者の不安は収まっていない。農水省は「全体の需給として、必要な在庫水準が確保されている」(坂本哲志農相)と言い続けているが、それならばなおさら、同省の不手際の責任は重い。 農...

「コメ自給」破綻の予感 鈍化する規模拡大 アグリラボ編集長コラムの写真

「コメ自給」破綻の予感 鈍化する規模拡大 アグリラボ編集長コラム

(越後平野、2023年10月3日) コメの価格が5月頃から上昇基調だ。一部のスーパーでは「お一人様5㌔2袋まで」と購入を制限する動きも出ており、将来の「コメ不足」を予感させる事態だ。 背景には、新型コロナ禍の影響で客足が減っていた外食産業界で需要が急激に回復したことがある。一方、昨年の猛暑の影響で新...

農村撤退の分岐点 復旧遅れる能登半島 アグリラボ編集長コラムの写真

農村撤退の分岐点 復旧遅れる能登半島 アグリラボ編集長コラム

年初の震災から半年余り、7月10日に輪島市中心部から南へ約1キロメートルの商業施設「ワイプラザ輪島店」で朝市が復活した。オレンジ色のテントの下で、地元の約30店が地元の農産・水産物、加工食品、工芸品などを会話を交わしながら売る日常が、部分的だが戻ってきた。 一方、約1.5キロメートル離れた本来の開...

涙の最終審議 「総意なき」改正基本法が成立 アグリラボ編集長コラムの写真

涙の最終審議 「総意なき」改正基本法が成立 アグリラボ編集長コラム

改正食料・農業・農村基本法は、5月29日の参院本会議で可決・成立、6月5日に公布・施行された。参院では「良識の府、再考の府」の名に恥じない審議を期待したが、与党・政府は野党の修正要求に一切応じず、法案を1本化できなかった。 農業政策は国民的課題であり、右も左もなく、党派を超えて合意形成を図るべきな...

岸田首相の農業観 参院の基本法審議に期待 アグリラボ編集長コラムの写真

岸田首相の農業観 参院の基本法審議に期待 アグリラボ編集長コラム

食料・農業・農村基本法の改正案は4月19日に衆議院本会議で可決され、参議院の審議に入った。残念ながら、与野党の修正協議は不調に終わり、4本もの修正案が提出されて採決となり、野党の修正案は否決された。 本来、「国の基(もとい)」である農業の政策については、右も左もなく党派を超えて合意を形成するべきだ...

食農教育の充実が必要 静岡県知事の発言に違和感 アグリラボ編集長コラムの写真

食農教育の充実が必要 静岡県知事の発言に違和感 アグリラボ編集長コラム

年度初めに報じられた川勝平太・静岡県知事の職業差別と受け止められる暴言は、5日の会見でようやく撤回された。その後、焦点はリニア新幹線の着工時期や県知事の後継、果ては退任時期やボーナス受給の妥当性に移っている。 しかし、知事の発言には釈然としない違和感が残った。それは、例示として「野菜を売ったり、牛...