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コラム

「鎖国」に戻る気か  コメ先物市場の消滅  共同通信アグリラボ所長 石井勇人の写真

「鎖国」に戻る気か  コメ先物市場の消滅  共同通信アグリラボ所長 石井勇人

大阪堂島商品取引所が申請したコメ先物取引の本上場が8月6日に不認可となった。同取引所は試験上場の延長を申請しないため、国内唯一のコメ先物は上場廃止となり、来年6月に消滅する。 この唐突な結論に至るまでの経緯は謎だらけだ。農林水産省は「認可基準に不適合な点がある」と申請を葬り去り、上場廃止によるメリ...

直結する「産業のコメ」とコメ  発想の転換を迫られる食料安保  アグリラボ所長コラムの写真

直結する「産業のコメ」とコメ  発想の転換を迫られる食料安保  アグリラボ所長コ...

東京五輪の開会式で、1824台ものドローンを使って市松模様のエンブレムが地球儀に変化していく巨大なオブジェが夜空に浮かび上がった。ドローンの急速な普及を示す演出に、今後も大量の半導体やリチウム電池が必要になると感じた。 ドローンだけではない。自動車は「車輪が付いたコンピューター」という時代を迎え、...

ヒロインの祖父、モデルは畠山重篤さん  森と海つなぐカキ養殖家  アグリラボ所長コラムの写真

ヒロインの祖父、モデルは畠山重篤さん  森と海つなぐカキ養殖家  アグリラボ所長...

(宮城県気仙沼市の舞根湾=2017年11月22日撮影) 5月に始まったNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」から目が離せなくなった。新型コロナウイルスの感染予防対策で在宅勤務中の朝、たまたまスイッチを入れたテレビ画面に、見覚えのある牡蠣(カキ)養殖場や研究所が映し出されているではないか。 ヒロインの...

立ちはだかった「検疫の壁」  豪州向け岐阜イチゴ、戦略見直し必要  アグリラボ所長コラムの写真

立ちはだかった「検疫の壁」  豪州向け岐阜イチゴ、戦略見直し必要  アグリラボ所...

イチゴの輸出が絶好調だ。香港、台湾、シンガポール向けを中心に今年1~3月期は前年同期比99.6%増とほぼ倍増し1235㌧。3カ月間で昨年1年間の輸出(1179㌧)を上回った。甘くて大粒で柔らかい点が富裕層に人気がある。ただ昨年8月に解禁されたオーストラリア向け輸出は苦戦した。どこに問題があるのだろ...

できるか農政大転換  「みどりの食料システム戦略」を考える   小視曽四郎 農政ジャーナリストの写真

できるか農政大転換  「みどりの食料システム戦略」を考える   小視曽四郎 農政...

農林水産省が3月末に中間まとめをした「みどりの食料システム戦略」が大きな話題だ。2050年を目標に化学農薬使用は半減、化学肥料は3割減、有機農業は全耕地の25%(100万㌶)には、従来からすれば想像外の農政大転換だ。技術開発の工程表を示すも農業現場の唐突感、違和感は大きい。(図:同省作成の中間まと...

新たな国民運動に背を向ける?  小視曽四郎 農政ジャーナリストの写真

新たな国民運動に背を向ける?  小視曽四郎 農政ジャーナリスト

(写真はイメージ) 農政を問われれば「農産品輸出」と応える菅義偉首相を横目に、農林水産省は新たに国産農産物の消費拡大や支援を広げる国民運動に乗り出す。本音は自給率の向上対策だが、自給率や食料安全保障に一切言及しない首相では運動の先行きは半ばみえたようなものだ。だが、新型コロナや気候変動を受け、国民の...