豊かな海を未来へ 食文化つなぐ責務 佐々木ひろこ フードジャーナリスト(Ch...
「先人から受け継いだ食文化を未来につなぐのは、私たち料理人の責務。(魚が減り続けるなか)あの時何もしなかった、という格好悪い大人になりたくない」 2019年10月末の日比谷・東京ミッドタウンホール。これはChefs for the Blue(シェフス・フォー・ザ・ブルー)が主催した飲食業界向け大型...
台湾、日本産食品解禁へ 週間ニュースダイジェスト(2月6日~12日)
台湾行政院は2011年の東京電力福島第1原発事故後に課してきた日本産食品の輸入禁止措置を、2月中にも解除する方針を示した(2月8日)。日本との関係改善を急ぎ、中国と競う環太平洋連携協定(TPP)加盟交渉で優位に立ちたいとの思惑がある。日本にとっては、農林水産物・食品の輸出額が4位(21年)の台湾へ...
地元食材にこだわったシューマイ 長岡市「にいがた縄文火焔蒸」
新潟県長岡市の信濃川流域で出土した縄文時代の「火焔(かえん)型土器」をモチーフに、ホテルニューオータニ長岡が、地元の農家、加工業者らと協業して「にいがた縄文火焔蒸し:シュウマイ」(写真)を開発、発売した。 徹底的に地元産の素材にこだわり、新潟県産の古代米と豚肉で作った餡(あん)に長岡大積のタケノコ...
暮らし支える「消えない木炭」 経済性高く、料理に合う 連載「アフリカにおける...
今回からの2回の連載では、人びとの暮らしの身近にある燃料に焦点を当てる。人は貯蔵性に優れた穀類やイモ類などのでんぷんを、主なカロリー源として生きている。でんぷんは加熱で糊化されてはじめて体内で消化・吸収されるため、私たちにとって調理燃料を確保することは、食料を維持することと同じといっても過言ではな...
農村行脚のすすめ カギ握る1人区動向 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
今夏の参院議員選挙は、自民党・岸田文雄総裁、立憲民主党・泉健太代表の命運がかかる。 参院選を前に、与野党双方のトップにはぜひ、農村・地方行脚をおすすめしたい。喧騒の都会を離れ、地酒片手に岸田氏念願の「車座」談義で生の農家の苦労や愚痴に、得意の聞き耳を立ててはいかがか。 勉強になるのは間違いないし、...
農産物輸出1.2兆円 週間ニュースダイジェスト(1月30日~2月5日)
農林水産省が発表した2021年の農林水産物・食品の輸出額は、前年比25.6%増の1兆2385億円と、初めて1兆円の大台に乗せた(2月4日)。コロナ禍に伴う巣ごもり消費に対応したインターネット販売や、小売店向けなど新たな販路が好調だったことが要因。政府はさらに25年に2兆円、30年に5兆円へと増やす...