食品値上げラッシュの新年度 週間ニュースダイジェスト(3月27日~4月2日)
新年度がスタート。チーズや家庭用食用油が値上げとなり、セブン―イレブン・ジャパンも弁当や麺類の価格引き上げを発表した。いずれも原材料や容器の価格、物流費の上昇が理由だ(4月1日)。 同日から施行となったのは、ため池や用水路などの農業用水利施設の豪雨対策を迅速にできるようにする改正土地改良法。優良品...
激減した国産の水揚げ アサリの産地偽装を考える 佐々木ひろこ フードジャーナ...
少し前のこと、ある友人と軽い口論になった。 「日本のアサリの生産量が危機的に減ってるの。このままだと枯渇するかも」と嘆いた筆者に対し、「え、私が通うスーパーはいつ行っても国産アサリが山積みだよ」と言う友人。「データを見ると絶対そんなはずないんだけどなぁ」と反論すると、「だって実際あるもの」と戸惑い...
魚介自給率10年後94%に 週間ニュースダイジェスト(3月20日~26日)
政府が今後10年の水産政策の指針となる「水産基本計画」を決定した(3月25日)。計画の柱は①食用魚介類の自給率を2032年度に94%へと大幅引き上げを目指す②水産資源の管理を強化し食用魚介類の生産量を20年度から5割拡大する③魚種ごとに漁獲可能量の上限を定める制度を拡充し、規制対象を23年度までに...
リモートワークで人材流出? 地方にベッドタウン化の懸念 藤波匠 日本総合研究...
最近、地方の各都市が、東京のベッドタウンになってしまうのではないかと危惧しています。コロナ禍の影響で、多くの企業がリモートワークを導入しました。在宅での勤務が可能となったことで、職住近接が必ずしも理想的ではなくなり、東京から地方への移住に注目が集まっています。こうした動きを先取りしたIT系の大手企...
生乳流通改革で指針案 週間ニュースダイジェスト(3月13日~19日)
生乳の流通は農協系の指定団体の立場が強く、酪農家や中小乳業メーカーの出荷や調達先の選択が制限されているとの批判があり、政府の規制改革推進会議が農林水産省に対応を促している。 同省は公正取引を促す指針案を作成し、規制改革会議で示した(3月14日)。酪農家が農協以外に出荷した場合、農協の事業を利用でき...
「衣」から提案する暮らしの形 着心地がよく動きやすい「たつけ」 沼尾波子 東...
岐阜県の奥美濃のさらに奥、福井県との境に位置する石徹白(いとしろ)地区は、小さな山村集落である。人口は約250人、隣の集落から15㌔ほど離れた山深いこの地区は、白山信仰の拠点となった白山中居神社を擁する。 峠を越えるとポッと開ける異空間のようなこの集落には、縄文時代から人が住んでいたとの話もある。...