施設の漏水で農業用水停止 週間ニュースダイジェスト(5月15日~21日)
愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水事故が発生し、県内の農地5400㌶に給水できなくなった(5月17日)。管轄する東海農政局は施設のある矢作川にポンプを設置し工業用水を優先して確保しているが、農業用の給水は停止した。 金子原二郎農相によると、施設から取水している水田は4730㌶。...
地域をキャンパスに リーダー育成の取り組み 陣内純英 西海みずき信用組合理事...
私たちの信用組合では、長崎県立大のカリキュラムの運営に協力することにした。約300人の学生がチームに別れ地域の企業に出向き、経営課題を把握し、その解決に向け調査分析し提言をまとめるという内容だ。 地元企業に協力を呼びかけたところ、ぜひ若い人の考えを聞きたいと、多くの企業の手が挙がった。当組合自身に...
ウクライナ農業支援でG7一致 週間ニュースダイジェスト(5月8日~14日)
主要7カ国(G7)はドイツのシュツットガルトで開いた農相会合で、世界的食料危機の回避に向け、ウクライナの農業復興の支援、食料・肥料価格の国際的監視を明記した共同声明を採択した(5月14日)。声明は不当な輸出制限の抑止も盛り込み、ロシアの輸出規制を強く非難した。 国連食糧農業機関(FAO)は5月6日...
伸びるウオーターサーバービジネス 給水型、POUがけん引、参入拡大 熊野美緒...
家庭や事業所が設置したウオーターサーバー向けに水を届ける宅配水ビジネスの市場規模は、2021年度に1616億円となり、前年度から4.8%拡大したとみられる。宅配水市場は11年の東日本大震災後に、水道水への不安や備蓄意識の高まりをきっかけに急成長した。 宅配水はミネラルウオーターを小売店で購入するの...
魚の付加価値を高める 資源管理下の課題に 佐々木ひろこ フードジャーナリスト...
「初回の時は、『残念だけど、このタコはうちの店で使える品質じゃない』という評価だったんです。ショックでしたね...」 北海道の西岸、留萌市苫前町でミズダコ漁を行う漁師、小笠原宏一さんが1年前を思い返して笑った。2020年の夏のこと、東京・青山のレストラン「The Burn」に自身が獲ったミズダコを...
高専とクラフトビール開発 和歌山ブルワリー
クラフトビールを醸造する和歌山ブルワリー(和歌山市)は、和歌山県で勉学に励む若者の知識・技術向上を目的に、国立和歌山高専(御坊市)と協定を結び、桜の酵母を使ったクラフトビール商品を学生と一緒に開発するとこのほど発表した。 御坊市道成寺の入会桜や、クマノザクラから単離した酵母を使用する。この酵母の抽...