ダム管理パラダイムシフトに挑む JAPIC、水力発電増強を提言
日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)は今年6月、ダムへの「高度運用」の導入による、激甚な水害への治水対策強化とカーボンニュートラルを目指した水力発電増電に向けた提言をまとめた。 気候変動に伴う未曽有の降雨現象は、全国に激甚な水害をもたらしており、実効ある治水対策の構築と、地球温暖化対策としての...
原油高抑制図る 週間ニュースダイジェスト(11月21日~27日)
岸田文雄首相は原油高抑制のため、米国と協調し石油の国家備蓄の一部を放出する考えを表明した(11月24日)。放出量は国内消費量の2、3日分に相当する数十万㌔㍑とする。価格抑制を目的とした放出は初めて。効果を疑問視する声があり、国内でも野菜や果物の栽培に重油が欠かせない農家などの不安が高まっている。 ...
深刻さ増す食料対立 市民団体がサミットから離反 共同通信アグリラボ所長 石井...
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、食料の価格が上昇し、途上国などで飢餓が拡大する恐れが高まっている。しかし具体的な対応策で国際的な合意を形成するのは容易ではない。9月23~24日にオンラインで開かれた「国連世界食料システムサミット」は、ビア・カンペシーナ、市民社会メカニズム(CSM)など約50...
巨額経済対策を決定 週間ニュースダイジェスト(11月14日~20日)
政府は事業規模が78兆9000億円に上るコロナ禍対応の経済対策を決めた(11月19日)。財政支出は過去最大の55兆7000億円。岸田文雄首相の「分配政策」重視だが、借金頼みで効果が厳しく問われる。農業関連の柱となるコメ対策として、需要減を受けた在庫米対策や転換支援を含む。飼料高騰対応や「みどりの食...
茶の文化再構築プランに最優秀賞 若手農業者のビジネスコンテスト 農業経営大学...
農業経営者育成の専門教育機関である日本農業経営大学校(東京都港区、堀口健治校長)は19日、就農した卒業生が確実性を前提とした経営プランを競う「ビジネスコンテスト」を東京都内で行った。 最優秀賞(賞金200万円)は松本壮真さん(名古屋市、5期生=2019年3月卒業、写真左)の「お茶を飲む文化を再構築...
プール制で資源守る 富山湾シロエビ漁の取り組み 佐々木ひろこ フードジャーナ...
「地元ではサステナブル(持続可能)な漁を行っています。一度、漁師と話をしに来ませんか?」海の未来を考え、日本の食文化を未来につなぐために、シェフチームとしてさまざまな啓発活動を続ける中で、各地の地方自治体からこのようなお問い合わせをいただくことがある。 事前に何度かお話を伺った上で、視察させていた...