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SDGs・環境

見続け、報じていかなければならない  福島を離れ、思う  山田昌邦 前共同通信福島支局長の写真

見続け、報じていかなければならない  福島を離れ、思う  山田昌邦 前共同通信福...

「福島に行ってくれないか」。上司から福島支局への転勤を打診されたのは2年半前。山形新聞社が主催する米沢市での講演会に招かれ、当時担当していた皇室をテーマに講師を務めた後、「せっかく米沢に来たのだから」と奮発して米沢牛のステーキにナイフを入れた途端、携帯電話が鳴った。「これから新幹線で通る所じゃない...

社会の分断、加速の恐れ  食品値上げ相次ぎ家計直撃  共同通信アグリラボ所長 石井勇人の写真

社会の分断、加速の恐れ  食品値上げ相次ぎ家計直撃  共同通信アグリラボ所長 石...

年明けとともに、食品の値上げや品不足が相次いでいる。新型コロナウィルスの感染拡大による物流の混乱だけでなく、複数の要因が重なっており、春に向けてさらに値上げ品目が増えそうだ。生活必需品である食料の値上がりは格差を拡大する恐れがある。 値上げラッシュ 山崎製パンは年初に食パンと菓子パンの出荷価格を平...

農耕化で現金収入、蓄財も  従来の平等性変容    連載「アフリカにおける農の現在(いま)」第19回の写真

農耕化で現金収入、蓄財も  従来の平等性変容    連載「アフリカにおける農の現...

前回(第18回)は定住化や自然環境の変化に伴い、かつては遊動生活をしていた狩猟採集民に農業が浸透してきたこと、また近年は農業への移行をさらに推し進める開発プロジェクトが増えていることを紹介した。今回はカメルーン熱帯雨林地域の狩猟採集民バカを例に、農業の浸透が人々の生業や社会にどのような影響を与えて...

ベトナムを有機農法で変える  連携促す伊能まゆさん  舟越美夏 ジャーナリストの写真

ベトナムを有機農法で変える  連携促す伊能まゆさん  舟越美夏 ジャーナリスト

一息つこうと思っていたら「オミクロン株」だ。ベトナムの友人たちは新型コロナのデルタ株の第4波の中におり、11月末時点で1日の感染者数は1万人超。かつてはコロナを抑え込み賞賛されたのに、なぜなのだろう。 そんな中で、ベトナムから一時帰国した伊能まゆさん(写真:本人提供)に会った。伝統的な種の保存や地...

海の課題を料理に組み立て  シェフと考える未来  佐々木ひろこ フードジャーナリスト(Chefs for the Blue代表)の写真

海の課題を料理に組み立て  シェフと考える未来  佐々木ひろこ フードジャーナリ...

2017年の結成以来、さまざまな啓発活動を続けてきた私たちChefs for the Blue。活動内容を少しずつダイジェスト的にご紹介しているのだが、今回は2年前の秋に開催した「未来の海のレストラン」というイベントについて書いてみようと思う。 Tポイント・ジャパンとのコラボレーションにより実現し...

こども食堂6000カ所超える  コロナ禍でも弁当配布など継続の写真

こども食堂6000カ所超える  コロナ禍でも弁当配布など継続

NPO法人「全国こども食堂支援センターむすびえ」は22日、地域のボランティアらが運営し、無料または低額で子どもに食事を提供する「こども食堂」の全国数が、今年10~12月の調査の速報値で6007カ所と、前年より1047増えたと発表した。(写真・グラフ:むすびえ提供) コロナ禍で活動を休止する例もある...