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SDGs・環境

森林資源活用で地域創生  持続可能な木質バイオマス  鍋山徹 日本経済研究所チーフエコノミストの写真

森林資源活用で地域創生  持続可能な木質バイオマス  鍋山徹 日本経済研究所チー...

地球の年平均気温が上昇することに起因する気候変動への対策として、欧米諸国や中国など世界の主要国が、温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにするカーボン・ニュートラル(以下、脱炭素社会)へ大きくかじを切った。日本政府も2020年、長期目標として温室効果ガスの排出を50年までに全体としてゼロにする脱炭素...

激減した国産の水揚げ  アサリの産地偽装を考える  佐々木ひろこ フードジャーナリスト(Chefs for the Blue代表)の写真

激減した国産の水揚げ  アサリの産地偽装を考える  佐々木ひろこ フードジャーナ...

少し前のこと、ある友人と軽い口論になった。 「日本のアサリの生産量が危機的に減ってるの。このままだと枯渇するかも」と嘆いた筆者に対し、「え、私が通うスーパーはいつ行っても国産アサリが山積みだよ」と言う友人。「データを見ると絶対そんなはずないんだけどなぁ」と反論すると、「だって実際あるもの」と戸惑い...

「衣」から提案する暮らしの形   着心地がよく動きやすい「たつけ」 沼尾波子 東洋大学教授の写真

「衣」から提案する暮らしの形   着心地がよく動きやすい「たつけ」 沼尾波子 東...

岐阜県の奥美濃のさらに奥、福井県との境に位置する石徹白(いとしろ)地区は、小さな山村集落である。人口は約250人、隣の集落から15㌔ほど離れた山深いこの地区は、白山信仰の拠点となった白山中居神社を擁する。 峠を越えるとポッと開ける異空間のようなこの集落には、縄文時代から人が住んでいたとの話もある。...

世界農業遺産通じ石川県と連携   東京農業大、留学生が能登で研修への写真

世界農業遺産通じ石川県と連携   東京農業大、留学生が能登で研修へ

東京農業大学(江口文陽学長)は10日、石川県と「世界農業遺産を通じた国際貢献に関する連携協定」を結んだ。 世界各国・地域や大学と協定を結び食料・環境・健康などの分野で活躍する人材育成に取り組む農大と、能登半島が2011年に国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産(能登の里山里海)に登録された石川県...

林業の多様な関わりの評価が焦点  農中総研、ESG投資でフォーラムの写真

林業の多様な関わりの評価が焦点  農中総研、ESG投資でフォーラム

農林中金総合研究所(農中総研)は3月9日、フォーラム「ESG投資の潮流と森林・林業・木材産業の将来像」をオンラインで開催した。ESG(環境・社会・企業統治)投資や「ウッド・ショック」と呼ばれる供給不足に対する関心が高く、約500人が参加した。 第1部では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)...

食・農分野の温暖化対策で連携  農研機構と農林中金の写真

食・農分野の温暖化対策で連携  農研機構と農林中金

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と農林中央金庫は、農業や食品産業分野の地球温暖化問題の解決に向けて連携する協定を3月9日に締結した。農産物の生産や食品加工に伴う温室効果ガスの排出量を科学的に算定し、削減努力を客観的に評価する技術の普及を目指す。 温室効果ガスの排出量削減は...