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木製のヘッドホン2月発売  群馬・みなかみ町、自然な響きが特徴

2022.01.18

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木製のヘッドホン2月発売  群馬・みなかみ町、自然な響きが特徴の写真

 「森林(もり)を育む広葉樹産業化プロジェクト」に取り組む群馬県みなかみ町は、町内の広葉樹を使ったヘッドホンの発表会を14日、行った。

 お披露目された「TAGO STUDIO T3-01」(約320㌘)は、耳を覆う外装部にイタヤカエデを使ったことで、原音に忠実な自然な響きになるという。イタヤカエデを削り出して製造するため、ひとつひとつの木目や色味が異なるのも特徴だ。

 みなかみ町は群馬県出身の音楽プロデューサー多胡邦夫さんの協力を得て、町内の広葉樹の木材を活用したヘッドホンの製品化を進めてきた。このT3-01は多胡さんが運営するレコーディングスタジオ「TAGO STUDIO TAKASAKI」(同県高崎市営)が2月1日に売り出す予定で、同町のふるさと納税の返礼品にも加える。

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(イタヤカエデの製材の様子)

 みなかみ町は2018年、国産材による手作り家具で高い技術を持つオークヴィレッジ(岐阜県高山市)と包括的連携協定を結んだ。ヘッドホン製造のための製材や乾燥、加工は、同社が行ってきた。
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