職人技で木炭作り 伏せ焼き窯は使いきり 連載「アフリカにおける農の現在(いま...
前回(第20回)はなぜタンザニアにおいて木炭は調理燃料として重宝されるのか、現地の食文化や生活習慣から検討した。今回は現地の木炭生産の実態を紹介したい。 木炭は都市周辺の農村部で生産され、そこに暮らす人びとの現金獲得源である。経済発展は都市部に大きく限られていて、都市部と農村部の経済格差は広がって...
古農具で知る先人の稲作 東京農大、コレクション公開 共同通信アグリラボ 田代...
東京農業大学(江口文陽学長)は19日、世田谷キャンパス(東京都世田谷区)の実験研究棟サイエンスパーク1階で、このほど常設展示を始めた古農機具の収蔵品約60点を報道関係者に公開した。 東農大は1968(昭和43)年から14年かけ、全国から約3600点の古農機具を収集した。農業基本法の公布(61年)や...
研究進むバイオスティミュラント 植物の力生かし育てる 前田佳栄 日本総合研究...
カーボンニュートラルの達成に向けて、農業資材の利用見直しの機運が高まっている。農林水産省が2021年5月に発表したみどりの食料システム戦略では、2050年までに「化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減」「化学肥料の使用量を30%低減」などの意欲的な目標が掲げられた。生産量を維持しながら、資材の...
越冬する新しい稲作 小規模栽培向け、普及始まる 共同通信アグリラボ所長 石井...
秋に刈り取った稲の株を越冬させ、数年連続で収穫する稲の栽培技術を、神奈川県の篤農家が開発し、普及活動を始めた。耕さず、田植えもせず、肥料も与えず、環境との調和を実現でき、特別な技術も不要なため、自分で栽培して自家消費したい人や、何らかの副業をしながら営農する「半農半X」の小規模な稲作にはぴったりだ...
代替タンパク質食品が身近に 研究、商品化進む 廣瀬愛 矢野経済研究所フードサ...
近年、従来の動物性タンパク質の代替として、代替肉や代替シーフード、昆虫タンパクなど、植物性の原料や新しい製法を用いた「代替タンパク質」が注目されている。 従来の畜肉由来ではない代替肉は、大きく「植物由来肉」と「培養肉」に分けられる。植物由来肉は豆類や野菜などの原材料からタンパク質を抽出し、加熱や冷...
穀物輸出が過去最高水準 オーストラリア、港湾などインフラ限界に NNAオース...
オーストラリアの穀物輸出が好調だ。今シーズンに6190万㌧と過去最高の冬作物の生産量を見込む業界は、海外市場からの需要の高まりを受け、輸出各社はフル稼働を続けている。一方で、国内のサプライチェーンの取扱い容量は限界に近い状況とされ、今後の業界の成長にはインフラ整備が急務との声も出てきた。(写真はイ...