肉ブームに陰りも 畑中三応子 食文化研究家
2013年前後から"空前"の肉ブームが続き、熟成肉や赤身肉などが人気を集めてきた。ところが最近、菜食関連の話題がメディアで急に目立つようになり、さすがの肉ブームに陰りが見えてきた。 理由は、大きく二つある。一つは、環境問題への関心の高まりだ。大量の土地と穀物、水を必要とする畜産業は環境に悪影響を与...
大詰め迎える食料・農業・農村基本計画 石井勇人 共同通信アグリラボ所長
新たな「食料・農業・農村基本計画」の策定が大詰めを迎えている。農林水産相の諮問機関が2月に骨子案をまとめ、3月下旬に閣議決定する予定だ。(写真はイメージ) 今のところ議論は盛り上がりに欠けているが、基本計画はほぼ5年ごとに見直す農業政策の中期的な指針であり、計画を着実に実行するためには、幅広い国民...
「本来」を知る大切さ 山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター
「本物の」「本格的な」、と聞くと何やらよさそうに感じませんか。何か価値がありそうな、そんな雰囲気を醸し出しているこれらの形容詞。それはどういうものだと思いますか。 例えば、「本格的な」イタリア料理として出てくるトマトソースのピッツァやパスタはどうでしょう。トマトは南米原産で16世紀になってイタリア...
コメ生産量の向上を目指す タンザニア、水資源の利用提案 廣瀬千佳子 国際農林水...
タンザニアってどんな国? 東アフリカのタンザニアは、アフリカ大陸で最も高いキリマンジャロ山、世界遺産に登録されたセレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ自然保護区などを有する自然豊かな国です。日本からは、年間約6000人の観光客が登山やサファリツアーに訪れているといわれています。 また、「キリマンジャロ...
浅草やTDLでハラル対応進む インドネシアで矢野経済の水越社長
主にアジアの経済ニュースを配信するNNAによると、インドネシアで初の本格的な観光会議が10月10~11日に、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島で開催され、矢野経済研究所の水越孝社長が日本のハラル対応の現状を報告した。(写真左が水越社長) インドネシアは人口約2億6000万人のうち9割近くの2億2000万...
和食で支える卓球ニッポン ドイツ・オープンで活躍
「ドイツで牛丼!」「おいしそう」。テーブルに並んだ和食の数々を前に、卓球の日本代表選手から歓声が上がった。 ドイツ北部ブレーメンの日本食レストラン「Captain Sushi」で全国農業協同組合連合会(JA全農)が、卓球の国際大会ドイツ・オープン開幕前日の10月7日、日本代表選手とスタッフ総勢30...