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2月から食品値上げラッシュ  週間ニュースダイジェスト(1月1日~7日)

2023.01.09

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 株式を上場する主要飲食料品メーカー105社が1月に値上げする商品が580品目であるとの調査結果を、帝国データバンクが発表した(1月5日)。22年11、12月に続き3カ月連続で1000品目を下回る。
 22年に値上げした食品は2万品目を超えた。原材料価格の高騰を受けた値上げは23年も続く見通しで、1~4月は7000品目以上の値上げが予定されている。特に2月は4283品目、3月は1837品目が値上げ予定で、7000品目近くの値段が上がった22年10月以来の集中期となる見通し。
 鳥インフルエンザの今期の国内発生事例数が23道県の計55例に達し、過去最多の水準となった(1月5日)。


 ▼発生事例が過去最多(1月5日)
 農林水産省によると鳥インフルエンザの今期の国内発生事例数が1月5日までに、野鳥の感染を除き23道県の計55例に達した。2020年11月からの52例を抜き過去最多の水準。殺処分数は過去2番目の計905万羽。農水省は全国の農場の緊急消毒を引き続き支援する

 ▼大間マグロ3604万円(1月5日)
 豊洲市場(東京)の初競りで、青森県大間産の212㌔のクロマグロに1匹3604万円の最高値がついた。マグロ専門仲卸のやま幸(東京)が落札した。落札額は前年の2.1倍で、過去6番目の水準。クロマグロは青森県大間町の漁師竹内正弘さんがはえ縄で取った

 ▼1月は580品(1月5日)
 株式上場する主要飲食料品メーカー105社が1月に値上げする商品が、計580品目になるとの調査結果を帝国データバンクが発表した。ツナ缶やお好み焼き粉などの加工食品が378品目と多く、米菓やパンなど価格を据え置くが量を減らす実質値上げも目立つ。2月は4283品目と大幅増の見通し

 ▼11月までに前年超え(1月6日)
 農林水産省は2022年1~11月の農林水産物・食品の輸出額が、前年同期比15.4%増の1兆2433億円となり、過去最高だった21年の実績(1兆2382億円)を上回ったと発表した。欧米や中国で外食需要が戻り、円安効果もあった。ホタテガイ(46.9%増)、日本酒(21.3%増)などが伸びた

 ▼18年ぶり拡大(1月6日)
 アサヒビールは2022年のビール類販売数量が、全体で約3%伸びたと発表した。市場規の拡大は04年以来18年ぶり。コロナ禍で低迷した飲食店向けの業務用需要が回復し、家庭用の缶商品も好調だった。市場は長期的な縮小傾向にあるが、21年は業務用需要が落ち込んでいた

 
 

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