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配合飼料価格引き下げ  週間ニュースダイジェスト(12月11日~17日)

2022.12.19

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 全国農業協同組合連合会(JA全農)は、家畜の餌となる配合飼料の農家への供給価格を2023年1~3月期に、前期(22年10~12月)比で全畜種の全国平均で1㌧当たり1000円引き下げると発表した(12月16日)。価格の引き下げは5・四半期ぶり。
 飼料用の穀物価格は高止まりしているが、円安の進行が一服し、海上運賃も下落してるため輸入コストが減少した。
 ただ供給価格の今年に入ってからの値上がり幅は計1万円を超え、水準は高止まりしているため、政府は配合飼料高騰対策により農家を支援している。
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 農林水産省は酪農家向けの加工原料乳生産者補給金を、2023年度は3年ぶりに引き上げると発表した(12月14日)。


 ▼アンテナ店に回復の兆し(12月12日)
 地域活性化センターは東京都内の独立型の自治体アンテナショップ59店舗の2021年度の売上高で、1億円以上が30店舗と前年度より1店舗増えたと発表した。特産品などの物品販売が戻りつつある一方、郷土料理などを提供する飲食部門の回復は遅れているという
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 ▼食の旅で世界会合(12月13日)
 食文化に触れることを目的とした旅行「ガストロノミーツーリズム」の第7回の世界フォーラムを、国連世界観光機関(UNWTO)などが15日まで、奈良市で開いた。食や観光についての議論や食文化を体験するイベントに、約40カ国の政府関係者や観光事業者ら計約500人が参加した

 ▼原料乳交付引き上げ(12月14日)
 農林水産省はバターや脱脂粉乳向けの加工原料乳を供給する酪農家の生産コストを補う加工原料乳生産者補給金を、2023年度は3年ぶりに引き上げると発表した。1㌔当たり計11円34銭と、前年度より49銭上げる。ウクライナ危機や円安による生産資材高騰を踏まえた

 ▼和子牛1100万円(12月14日)
 沖縄県石垣市の八重山家畜市場で行われた和牛子牛の競りで、同市の繁殖農家の優良種雄牛の血を引く雌牛に、1100万9900円(税込み)の高値が付いた。雌子牛の平均価格の約20倍の水準で、国内過去最高値とみられる。島内の繁殖農家が落札した

 ▼子ども食堂が増加(12月15日)
 認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」は、子どもに無料や低額で食事を提供する「子ども食堂」が、全国で前年比1317カ所増の7331カ所(速報値、9~11月調査)となったと発表した。コロナ禍による活動制限の緩和が増加の要因とみられる
 関連記事:会食の実施まだ48% 設置7331カ所に

 ▼配合飼料価格が下落(12月16日)
 飼料最大手の全国農業協同組合連合会(JA全農)は、2023年1~3月期の農家向け配合飼料の出荷価格を、22年10~12月期比で全畜種の全国平均で1㌧当たり1000円下げると発表した。引き下げは5期ぶり。輸入コストの減少を反映した

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