インドの小麦育種研究者と英国の科学ジャーナリストに大賞 第8回「食の新潟国際賞」
2024.07.19
公益財団法人「食の新潟国際賞財団」(新潟市)は7月19日、環境負荷が低い小麦を開発したインドのグントゥール・ヴェンカタ・スバラオ国際農林水産業研究センター(JIRCAS)主任研究員(写真左)と、英国のケイト・ケランド感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)首席科学ライターを、第8回大賞に選んだ。
スバラオ主任研究員は、窒素肥料の大量投入の抑制と収穫量確保を両立できるように小麦を品種改良した。ケランドさんは、除草剤グリホサートの発がん性に関する国際機関の評価に科学的根拠が乏しいことを報道で明らかにした。同財団の大賞は、飢餓など世界の食と農の問題に取り組み成果を上げた人や団体を顕彰する。今回は世界8ケ国から49人の応募があった。
同財団は「大賞」とともに、国際協力の実績を顕彰する「佐野藤三郎特別賞」に、統合的な水管理と改善を図る情報管理システム(SIMIS)を開発した近畿大学名誉教授の八丁信正海外農業開発コンサルタンツ協会会長(中央左)を選んだ。
潜在力に富む活動を対象とする「21世紀希望賞」は、「日本災害食学会」を創設した別府茂NPO法人日本防災士会副理事長(中央右)が受けた。
また、地元の活動を対象にした「地域未来賞」は、新規就農してサツマイモスイーツの加工業(株)農プロデュース リッツを起業した新谷梨恵子代表取締役社長(右)と、高温耐性の「新大コシヒカリ新潟大学NU1号」を開発した新潟大学の三ツ井敏明教授が受けた。
食の新潟国際賞は隔年で表彰され、今回が8回目。表彰式は11月20日(水)、新潟市・朱鷺メッセで開催する。
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