「白」が売れない 「大田花き」の磯村信夫社長に聞く
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている花産業について、「大田花き」の磯村信夫社長(写真)に聞いた。 ―花に関連する業界が苦境に陥っている。 新型コロナによりイベントが相次いで中止となり、4月中旬以降、「鉢物3本立て胡蝶蘭」に代表される高額品が売れなくなった。葬儀も小規模になり、全体的...
やまと豚が6年連続で三つ星 今年のITI審査
豚肉製造・販売のブリーデン(神奈川県平塚市)は11日、自社生産の「やまと豚」がベルギーで開かれた国際味覚審査機構(ITI)の2020年度審査会で、優秀味覚賞の最上位である「三つ星」を獲得したと発表した。日本勢出品の国産豚肉としては初の6年連続受賞という。 同時出品の「骨付ハム」も4年連続で「三つ...
「旬」で季節を感じる 山下弘太郎 キッコーマン国際食文化研究センター
家で過ごす時間が長くなりました。そんな「非日常」の中でも感じることがあります。通勤にかかる時間と労力のなんと大きいことか。(写真は筆者が自宅で育てたミニトマト) そして、その代わりに見えてくるものもあります。桜の頃に始まったこの「非日常」ですが、もう梅雨も近づき、着実に夏へと向かっています。この...
急成長する代替肉 畑中三応子 食文化研究家
ここ数年、アメリカで「ミート・アナログ」が注目を集めている。食肉代替品のことで、ミート・オルタナティブ、フェイク・ミートなど、いろいろな呼び名がある。動物の細胞から培養する人工肉の研究も進んでいるが、急成長しているのは植物性原料100%の代替肉だ。(写真は豆乳でそっくりに作った目玉焼きをのせた大豆...
拡大する食品宅配市場 川崎順子 矢野経済研究所フードサイエンスユニット上級研究...
少子高齢化と女性の社会進出、ライフスタイルの多様化を背景に、食品や食事の宅配需要が増加している。(写真はイメージ) 2018年度の食品宅配市場は前年度比2.8%増の2兆1399億円と推計した。16年度に2兆円の大台を超え、国内の食関連市場が縮小傾向にある中、堅調な伸びを示す成長市場である。 食...
肉ブームに陰りも 畑中三応子 食文化研究家
2013年前後から"空前"の肉ブームが続き、熟成肉や赤身肉などが人気を集めてきた。ところが最近、菜食関連の話題がメディアで急に目立つようになり、さすがの肉ブームに陰りが見えてきた。 理由は、大きく二つある。一つは、環境問題への関心の高まりだ。大量の土地と穀物、水を必要とする畜産業は環境に悪影響を...