肉ブームに陰りも 畑中三応子 食文化研究家
2013年前後から"空前"の肉ブームが続き、熟成肉や赤身肉などが人気を集めてきた。ところが最近、菜食関連の話題がメディアで急に目立つようになり、さすがの肉ブームに陰りが見えてきた。 理由は、大きく二つある。一つは、環境問題への関心の高まりだ。大量の土地と穀物、水を必要とする畜産業は環境に悪影響を与...
サバ缶ブームをどう考えるか 野村亮輔 アジア太平洋研究所
(写真はイメージ) 昨年12月に発表された貿易統計に興味深いデータがあった。それはサバ缶の輸入量が全国、関西ともに過去最高だったというものだ。調べてみると、確かに2019年1月から10月分の全国のサバ缶の輸入量は4万5183㌧(前年同期の2.5倍)、関西は9837㌧(同2.3倍)で、いずれも過去最高...
「つくる」と「たべる」をつなぐ 直売所で豊かさを感じる 石井勇人 共同通信...
豆腐一丁20円、もやし一袋10円、バナナ3~4本で100円。こんな「激安」が当たり前になって久しい。確かに価格は市場で決まるのかもしれないが、「安ければよい」という消費行動に対して、どこかで歯止めをかけなければ生産活動は持続できない。 その前提として、食べ物がどのようにしてつくられて届けられるのか...