「足し算の酒」で日本酒造り革新 浦里酒造店の若き6代目 連載「農大酵母の酒蔵...
浦里酒造店(茨城県つくば市)の浦里知可良氏は、東京農業大学の醸造科学科を卒業した、ことし32歳になる6代目蔵元だ。農大卒業後、山形県天童市の酒蔵・出羽桜酒造で2014年から2年半、「旭興」の銘柄で知られる栃木県大田原市の渡邉酒造で1シーズン研修した。 そののち酒類総合研究所(広島県東広島市)に1年...
霧筑波誕生の原点は「出羽桜研修」 浦里酒造店、小川酵母にこだわり 連載「農大...
JR常磐線の取手で関東鉄道に乗り換え、宗道駅からタクシーで浦里酒造店に向かった。浦里酒造店(茨城県つくば市)は1877(明治10)年に、茨城県結城市にある浦里(うらさと)本家の結城酒造から分家し、初代浦里(うらざと)新造によって旧吉沼村で創業された蔵だ。 事務所に挨拶した後、6代目の浦里知可良氏に...
同士の力で奇跡の復活 澄川酒造場の継承と革新 連載「農大酵母の酒蔵を訪ねて」...
2013年7月28日、山口・島根県を集中豪雨が襲い、澄川酒造場(山口県萩市)のすぐそばを流れる田万川と原中川が氾濫した。酒蔵は床上浸水、蒸し器など酒造りに必要な全て機械は使えなくなり、冷蔵庫に瓶貯蔵していた1万本以上の日本酒が流されるなど、壊滅的な被害に遭った(写真)。今回の取材で4代目蔵元の澄川...
誰にも負けぬ酒造りの情熱 「東洋美人」の澄川酒造場 連載「農大酵母の酒蔵を訪...
山口県萩市中小川にある澄川酒造場は、米問屋だった澄川家が親戚筋の酒蔵を引き受けて、1921(大正10)年に創業した。中小川という地区は萩市というよりは、島根県境に近い。 今回訪ねた澄川宜史さんは、東洋美人をブランドとして育てあげた4代目の蔵元である。白いコンクリートの長い通路の先に大きな杉玉をつる...
3杯目からうまくなる酒 石鎚酒造、時間かけ作り込む 連載「農大酵母の酒蔵を訪...
日本酒の1回の仕込み量が10㌧を超えるような大型の蔵もあるが、石鎚酒造(愛媛県西条市)は、そうした大規模な仕込みでは出来ない酒造りを基本にしている。蔵元(5代目)の越智浩氏は「1回の仕込み量を原料米600~1000㌔にすれば、きめ細かな酒造りのメリットがでる。その原点は酒造計画書にある」と教えてく...
手土産需要回復で4年ぶり拡大 22年度の和洋菓子デザート市場 矢野経済研究所
矢野経済研究所がこのほど発刊した市場調査資料「2023年版 菓子産業年鑑 ~和・洋菓子、デザート編~」によると、2022年度の和洋菓子・デザート類市場(メーカー出荷金額ベース、予測)は、前年度比2.0%増の2兆1850億円と、4年ぶりに拡大した。(写真はイメージ) 22年度は全国的な行動制限の解除...