持続可能な農業・地域共生を目指す JA全国大会で決議
全国農業協同組合中央会(JA全中)は10月29日、「持続可能な農業・地域共生の未来づくり~不断の自己改革によるさらなる進化~」をテーマに、3年に1度のJA全国大会を開いた。東京都内のホテルの会場には約600人が集まり、オンラインで約900人が参加した。 大会では、2020年に136万人いた基的農業...
地域内連携で一段の効率化 農業支援サービスに注目 前田佳栄 日本総合研究所創...
農林水産省が実施している「スマート農業実証プロジェクト」は、2019年度に始まり、これまでに全国179地区で実証が行われてきた。 実証を通じ、作業時間の削減や収量向上などの成果が報告された一方、農機導入コストが高額となり、逆に経営を圧迫してしまうリスクがあることも分かってきた。 そこで注目されてい...
6割が食品ロス削減を実践 値引き品購入や食材確認 日本公庫の消費者調査
日本政策金融公庫が実施した消費者動向調査(2021年7月)によると、「食品ロスの削減に取り組んでいる」という回答が全体の58.8%を占め、2019年1月の前回調査と比べて9.0㌽の大幅上昇となり、半数を超えた。(写真はイメージ) 具体的な行動を男女別に聞いたところ、女性は「値引き販売商品の購入」(...
有機農産物「価格同等なら買う」6割 購入経験は3割止まり 日本公庫調査
日本政策金融公庫が実施した消費者動向調査によると、有機農産物や、農薬や化学肥料の使用を控えて栽培した特別栽培農産物の価格について、「一般の農産物と同等なら買う」との回答が58.4%あった。(写真はイメージ) 「3割高までなら購入する」(14.9%)と「5割高までなら購入する」(2.9%)を合わせた...
総選挙にらみ手堅い人選 新農相に金子原二郎参院議員
岸田文雄内閣の農林水産相に、金子原二郎参院議員が就任した。金子氏(77)の父・岩三氏(故人)は、第1次中曽根康弘内閣で農相を務めており、中川一郎・昭一氏(いずれも故人)以来の親子2代の農相就任となる。(写真上下:金子氏の公式ホームページ、Facebookより) 金子原二郎(かねこ・げんじろう)氏は...
米価暴落から水田機能守れ 転作誘導策の充実を 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
梅雨末期の再来のような大雨が田んぼを海に変える。自然の脅威は、年に一度の稲作農家の収入機会を簡単に奪う。今年はその上、米価暴落が稲作農家に襲いかかる。「生産調整が民間主導に移って以降最悪」(JA担当者)、「千葉の早場米は昨年の3割、4割安。JAなどの集荷業者が生産者に支払う仮渡金(概算金)も2割近...