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有機農産物「価格同等なら買う」6割  購入経験は3割止まり  日本公庫調査

2021.10.22

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有機農産物「価格同等なら買う」6割  購入経験は3割止まり  日本公庫調査の写真

 日本政策金融公庫が実施した消費者動向調査によると、有機農産物や、農薬や化学肥料の使用を控えて栽培した特別栽培農産物の価格について、「一般の農産物と同等なら買う」との回答が58.4%あった。(写真はイメージ)

 「3割高までなら購入する」(14.9%)と「5割高までなら購入する」(2.9%)を合わせた、「3割高でも購入する」人は17.8%と2割に届かず、消費者の価格志向が明らかになった。

 ただ購入習慣のある人に限れば、「日常的に購入している」人の36.0%が、また「時々購入している」人の35.3%が、「3割高でも購入する」と答えており、消費機会を増やすことが先決と言えそうだ。

 購入経験では、「日常的に購入している」(3.8%)と「時々購入している」(26.4%)の合計が30.2%にとどまり、「あまり購入したことがない」との答えが7割となった。

 購入する理由(3つまで複数回答)では、1位が「できるだけ安全な食品を食べたいから」の61.3%で、「健康に良いから」(47.2%)が2位、「一般の農産物よりおいしいと感じるから」(25.7%)が3位だった。「環境に配慮した商品を購入したいから」は16.1%だった。

 調査は今年7月、20~70代の2000人を対象に、インターネットで行った。

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