栽培技術改良や品目転換が急務 気候変動は農業変える「チャンス」 前田佳栄 日...
昨年のノーベル物理学賞は、気候変動の予測に取り組んだ真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員ら3人に贈られた。 地球大気の物理モデルの開発により、二酸化炭素の濃度上昇が地球温暖化につながるという、現在につながるシミュレーションの基礎を確立したことが評価されたものだ。 昨年9月にIPCC(Intergo...
農村行脚のすすめ カギ握る1人区動向 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
今夏の参院議員選挙は、自民党・岸田文雄総裁、立憲民主党・泉健太代表の命運がかかる。 参院選を前に、与野党双方のトップにはぜひ、農村・地方行脚をおすすめしたい。喧騒の都会を離れ、地酒片手に岸田氏念願の「車座」談義で生の農家の苦労や愚痴に、得意の聞き耳を立ててはいかがか。 勉強になるのは間違いないし、...
ジャガイモはどこに行った? 重要な国内生産量確保 前田佳栄 日本総合研究所創...
国内での加工食品用のバレイショ(ジャガイモ)の供給不足が顕在化している。日本マクドナルドでは、2021年12月下旬と22年1月9日からの2度、フライドポテトのMおよびLサイズの一時的な販売制限を行った。 カナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害やコロナ禍が与える世界的な物流網への影響により、北米...
農業は成長戦略の草刈り場か 参院選へ議論を 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
10月末の総選挙後、知り合いの農業関係者の口ぶりは総じてさえない。「選挙が終わって政府や自民党はコメ問題はもう終わったような気でいる」「規制改革会議は改組といったのに何もなし。これじゃ票だけもらう、やるやる詐欺だ」などのボヤき節だ。 9年近い「安倍・菅」政権による、新自由主義の弊害からの転換だの、...
ダム管理パラダイムシフトに挑む JAPIC、水力発電増強を提言
日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)は今年6月、ダムへの「高度運用」の導入による、激甚な水害への治水対策強化とカーボンニュートラルを目指した水力発電増電に向けた提言をまとめた。 気候変動に伴う未曽有の降雨現象は、全国に激甚な水害をもたらしており、実効ある治水対策の構築と、地球温暖化対策としての...
深刻な後継ぎ不足 危機感ない岸田首相 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
4年ぶりの政権選択選挙。長い「自民党総裁選劇場」の後で新総裁・新首相にたどり着いたのは「聞く力」が得意の岸田文雄氏。第100代とは区切りはいいが、農業・農政との関わりは薄い。 しかも国民の生活や産業、政治の現実に対し、正面から「語る勇気」が感じられなかったという人も多いのではないか。岸田氏にしてみ...