飼料の国産化が重要 ウクライナ戦争で 農林中金理事長
農林中央金庫の奥和登理事長は、ロシアのウクライナ侵攻による農業分野への影響について「肥料、飼料、燃料が高騰している。トップ(川上)がつぶれた時にうまく調達できない」と述べ、資材の調達先の見直しが必要との認識を示した。5月25日の決算発表会見で述べた。 サプライチェーン(供給網)の複線化の具体例とし...
相手を説得するリーダーシップが必要 市町村長アンケートから提言 NIRA総研
公益財団法人NIRA総合研究開発機構(NIRA総研)がこのほど公表した研究報告書「人口減少社会に挑む市町村長の実像と求められるリーダーシップ」は、全国の市町村長は総じて関係者の説得に努力する勤勉なタイプが多いものの、その性格が実際の行政に生かされていないと分析した。報告書は「自分の考えを伝えて、相...
施設の漏水で農業用水停止 週間ニュースダイジェスト(5月15日~21日)
愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水事故が発生し、県内の農地5400㌶に給水できなくなった(5月17日)。管轄する東海農政局は施設のある矢作川にポンプを設置し工業用水を優先して確保しているが、農業用の給水は停止した。 金子原二郎農相によると、施設から取水している水田は4730㌶。...
ウクライナ農業支援でG7一致 週間ニュースダイジェスト(5月8日~14日)
主要7カ国(G7)はドイツのシュツットガルトで開いた農相会合で、世界的食料危機の回避に向け、ウクライナの農業復興の支援、食料・肥料価格の国際的監視を明記した共同声明を採択した(5月14日)。声明は不当な輸出制限の抑止も盛り込み、ロシアの輸出規制を強く非難した。 国連食糧農業機関(FAO)は5月6日...
魚の付加価値を高める 資源管理下の課題に 佐々木ひろこ フードジャーナリスト...
「初回の時は、『残念だけど、このタコはうちの店で使える品質じゃない』という評価だったんです。ショックでしたね...」 北海道の西岸、留萌市苫前町でミズダコ漁を行う漁師、小笠原宏一さんが1年前を思い返して笑った。2020年の夏のこと、東京・青山のレストラン「The Burn」に自身が獲ったミズダコを...
高専とクラフトビール開発 和歌山ブルワリー
クラフトビールを醸造する和歌山ブルワリー(和歌山市)は、和歌山県で勉学に励む若者の知識・技術向上を目的に、国立和歌山高専(御坊市)と協定を結び、桜の酵母を使ったクラフトビール商品を学生と一緒に開発するとこのほど発表した。 御坊市道成寺の入会桜や、クマノザクラから単離した酵母を使用する。この酵母の抽...