農村行脚のすすめ カギ握る1人区動向 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
今夏の参院議員選挙は、自民党・岸田文雄総裁、立憲民主党・泉健太代表の命運がかかる。 参院選を前に、与野党双方のトップにはぜひ、農村・地方行脚をおすすめしたい。喧騒の都会を離れ、地酒片手に岸田氏念願の「車座」談義で生の農家の苦労や愚痴に、得意の聞き耳を立ててはいかがか。 勉強になるのは間違いないし、...
農産物輸出1.2兆円 週間ニュースダイジェスト(1月30日~2月5日)
農林水産省が発表した2021年の農林水産物・食品の輸出額は、前年比25.6%増の1兆2385億円と、初めて1兆円の大台に乗せた(2月4日)。コロナ禍に伴う巣ごもり消費に対応したインターネット販売や、小売店向けなど新たな販路が好調だったことが要因。政府はさらに25年に2兆円、30年に5兆円へと増やす...
何がめでたい「1兆円突破」 本質問われる農産物輸出 アグリラボ所長コラム
コロナ禍が長期化し自炊する機会が増えた。「週末ぐらいたまには、すき焼きも悪くない」と買い物に出掛けたが、手に取った国産和牛を戻してオーストラリア産に変更。デザートもシャインマスカットは値段を見ただけで隣に並ぶチリ産レッドグローブを選んだ。「貿易の自由化で消費者の選択肢が増える」という状況は、本当に...
家畜飼育環境で指針策定へ 週間ニュースダイジェスト(1月23日~29日)
農林水産省は家畜をストレスの少ない快適な環境で飼育するアニマルウェルフェア(AW)の推進に向け、畜産業者や食品・流通業者、消費者団体が参加する意見交換会を開き、採卵鶏や豚、牛など全畜種を対象とする指針を策定する方針を明らかにした(1月27日)。政府主導で生産者の取り組みの改善を後押しするが、販売価...
「地域再生大賞」に山梨・河原部社 ワイナリーやAI収穫ロボット企業に優秀賞
地方新聞46紙と共同通信社が、地域活性化の取り組みを表彰する第12回「地域再生大賞」に、中高生に家庭でも学校でもない第三の居場所を提供する「河原部社(かわらべしゃ)」(山梨県韮崎市)が1月29日に選ばれた。(写真はイメージ) 農業関連分野からも多数の応募があり、東日本大震災と東京電力福島第1原発事...
子どもへの無償配布に反対 「ゲノム編集トマト不安」と1万人署名へ
ゲノム編集された種苗・食品を不安に思う農家や消費者らが参加する市民活動団体「OKシードプロジェクト」は27日、オンラインで記者会見を開き、ゲノム編集トマトの苗の無償配布に反対する署名が9195筆に達し、全国の都道府県知事などに提出したと発表した。署名活動は継続しており1万筆を超えるのは確実だ。 パ...