食品値上げ続く 週間ニュースダイジェスト(1月9日~15日)
日清オイリオグループは食用油の原料となる大豆や菜種の価格が高騰したため、ドレッシングを3~13%値上げすると発表した(1月14日)。マルサンアイも豆乳など39品目を値上げすると発表、ヤマモリ(三重県桑名市)もしょうゆを14年ぶりに値上げする方針で、身近な食品の値上げ発表が相次いだ。企業間で取引され...
課題を象徴する漢字は「再」 中家徹JA全中会長が年頭会見
全国農業協同組合中央会(JA全中)の中家徹会長は13日の年頭記者会見で、2022年の課題を象徴する漢字1文字として「再」を掲げた。 新型コロナウイルスの感染拡大で失われたものを回復する「再生」、「再生可能エネルギー」など持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みの強化、「再出発」する意気込みで...
コロナ禍で消費者向けに活路 変わる冷凍パン市場 泉尾尚紀 矢野経済研究所フー...
かつてパン製造は、製パン工場か、街のパン工房の職人による「スクラッチ製法」が主流であった。スクラッチ製法はパン粉から生地を作って成型し、発酵させて焼き上げる全工程を工房で行うため、早朝からの重労働が当たり前で、一カ所での一貫生産が一般的であった。 しかし1960年代の冷凍パン生地の登場は、重労働や...
地に足つけて夢を語る 畑の不思議な力 田中夏子 長野県高齢者生協理事長
いくつかの事情が重なって、2013年から信州で、パートナーと2人して小さな田畑を耕作しています。敷地内の落ち葉をかき集めぬかや稲わらなどを重ねて堆肥を積み、1年後それを大地にすきこんで土づくり...身の回りのものをコツコツ循環させる静かで小規模な農業は魅力的です。しかし、これと並行して、少し前から...
生乳大量廃棄は回避 週間ニュースダイジェスト(1月2日~8日)
金子原二郎農相は記者会見で、生乳が年末年始に大量廃棄される事態を回避したと発表した(1月7日)。乳業業界のPRやコンビニ、スーパーの割引サービスにより消費が拡大する一方、乳製品工場が稼働率を上げた効果があった。日本乳業協会の宮原道夫会長も新年賀詞交歓会で、廃棄は回避できたとの認識を示した(1月6日...
社会の分断、加速の恐れ 食品値上げ相次ぎ家計直撃 共同通信アグリラボ所長 石...
年明けとともに、食品の値上げや品不足が相次いでいる。新型コロナウィルスの感染拡大による物流の混乱だけでなく、複数の要因が重なっており、春に向けてさらに値上げ品目が増えそうだ。生活必需品である食料の値上がりは格差を拡大する恐れがある。 値上げラッシュ 山崎製パンは年初に食パンと菓子パンの出荷価格を平...