配合飼料価格が高止まり 週間ニュースダイジェスト(9月18日~24日)
配合飼料の国内シェア3割を占める全国農業協同組合連合会(JA全農)は、10~12月期の配合飼料供給価格を、前期(7~9月)から据え置くと発表した(9月21日)。円安進行による輸入コスト上昇など値上げ要因はあるが、トウモロコシ相場や海上運賃など値下げ要因もあるため。価格据え置きは2015年10~12...
「動物福祉」先行する欧州 デンマーク、母子豚放牧の現場 共同通信アグリラボ所...
家畜をできるだけ恐怖や苦痛などストレスが少ない環境で育てる「動物福祉(アニマルウェルフェア)」の考え方が国際的に広がり、農林水産省も動物福祉の指針の策定を進めている。養豚を例に、動物福祉の分野で先行するデンマークの事情を報告する。(写真:動物福祉を重視して母子ともに放牧するデンマークの養豚場=ユト...
お米もっと食べよう 松村沙友理さん、資格も取りPR
JAグループは22日、同グループの「お米消費拡大アンバサダー」を務める女優の松村沙友理さんが、実際に収穫したオリジナルパッケージの米2㌔を500人にプレゼントする「収穫の喜びおすそ分け!キャンペーン」を始めたと発表した。10月24日までに購入した生米の入ったパッケージの写真を指定のSNSに投稿し、...
敷けるか農政の軌道 JA出身の野村哲郎氏 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
第2次岸田改造内閣の農林水産相に参院議員の野村哲郎氏(78)が就任した。野村氏はJA鹿児島中央会に35年務めた。JA職員として「大臣、お願いします」と腰をかがめていた身分が逆に頼まれる側になり、本人はもとより組織内の喜びは大きい。「全面的にサポートしたい」(JA全中)との声もうなずける。(写真:香...
コメ卸価格3年ぶり上昇へ 週刊ニュースダイジェスト(9月11日~17日)
2022年産のコメの卸価格が3年ぶりに上昇する見通しとなったことが分かった(9月16日)。外食需要の持ち直しや、作付け転換の進展で需給バランスが改善傾向にあるためだ。 共同通信が主要産地を取材したところ、コメを集荷するJAグループが生産者に前払いする概算金が、肥料や燃料の高騰で苦しむ農家の事情に配...
農業政策の総点検が不可欠 基本法改正を急ぐ前に アグリラボ所長コラム
農業政策の憲法とも言われる「食料・農業・農村基本法」の改正に向けた検討が始まった。しかし、基本法自体に問題があるのか、同法を運用する側に問題があるのかは、慎重な見極めが必要だ。改正の大前提として、基本法が施行されてから20年余りの農業政策の功罪を総点検する必要がある。 岸田文雄首相は9月9日に官邸...