王国期待の新品種デビュー 大玉の「やまがた紅王」
山形県が20年以上かけて開発したサクランボの新品種「やまがた紅王(べにおう)」が23日、来年の本格販売を前に先行発売された。 朱色の大粒の実が特徴で、多くは500円硬貨を上回る大きさ。県内のサクランボでは初となる品質基準を設け、25㍉未満や色が薄いものは紅王としての販売を認めない。3L(28㍉以上...
気になる軍拡志向 食料安保対応、平和外交を基本に 小視曽四郎 農政ジャーナリ...
収束の行方がわからない新型コロナや気候変動、長期化するロシアのウクライナ侵攻という「多重苦」で食料安全保障への関心がかつてなく高い。5月21日の国連安全保障理事会では「ロシアのウクライナへの戦争は世界の食料安保への戦争だ」(ドリビエール仏国連大使)などどぎつい発言も飛びかい、食料への世界的な緊迫ぶ...
WTOが6年半ぶり閣僚宣言 週間ニュースダイジェスト(6月12日~18日)
世界貿易機関(WTO)は最高意思決定機関である閣僚会議を12日からスイス・ジュネーブの本部で開き、ロシアによるウクライナ侵攻で懸念される食料危機への対応を盛り込んだ閣僚宣言を採択し、閉幕した(6月17日)。コロナ禍で閣僚会議開催は4年半ぶり。意思決定には全164カ国・地域の同意が必要で、2017年...
ウクライナ危機長期化で緊急フォーラム 農中総研、日本農業への影響を考える
農林中金総合研究所は、緊急フォーラム「世界と日本の食料安全保障を考える~ウクライナ危機長期化を受けて~」を、7月20日午後にオンラインで開く。(写真はイメージ) フォーラムでは、同研究所の理事研究員である阮蔚(ルアンウエイ)氏が「緊迫化する世界の食料需給」と題して国際情勢について講演、引き続き同研...
メタン抑制飼料の効果など測定 肉牛事業協同組合、東京農大と共同事業
肉用牛の生産者らがつくる全国肉牛事業協同組合(中林正悦理事長)と東京農業大学(江口文陽学長)は17日、カシューナッツ殻から抽出した液体を混ぜた飼料を使うなどの実証を進め、牛のげっぷや排せつ物から発生する温室効果ガスを削減する事業を共同で進める契約を結んだ。 畜産で発生する温室効果ガスには、牛などの...
ロシアが安全操業協定の履行中断 週間ニュースダイジェスト(6月5日~11日)
ロシアが北方領土周辺水域で日本漁船が拿捕などをされない「安全操業協定」の履行中断を発表した(6月7日)。日本側がサハリン州との協力事業で資金の支払いを拒んでいることを、協定停止の理由に挙げている。 安全操業協定は日ロ間に4つある漁業協定の一つ。北方四島周辺のロシアが主張する領海で、日本側がロシア関...