お米もっと食べよう 松村沙友理さん、資格も取りPR
2022.09.22
JAグループは22日、同グループの「お米消費拡大アンバサダー」を務める女優の松村沙友理さんが、実際に収穫したオリジナルパッケージの米2㌔を500人にプレゼントする「収穫の喜びおすそ分け!キャンペーン」を始めたと発表した。10月24日までに購入した生米の入ったパッケージの写真を指定のSNSに投稿し、フォームから応募する。(写真:左から中家徹JA全中会長、松村沙友理さん、JAグループマスコットキャラクター笑味ちゃん)
全国農業協同組合中央会(JA全中)がこの日、東京都内で開いた発表会で、お米消費拡大アンバサダーに就任して2年目を迎えた松村さんが、先日受験した「お米ソムリエ」と「白米ソムリエ」の資格試験に合格したことも発表された。JA全中の中家徹会長から「もうお米博士ですね」と言われた松村さんは「うれしいです。今日からお米博士と名乗りたいと思います」と話した。
キャンペーンでプレゼントするのは、千葉県産の新品種「粒すけ」。自身がコンバインに乗って刈り取った粒すけを炊いた白飯を、茶碗に山盛りで試食した松村さんは、「お米は太る食材ではない」「お米は白いダイヤモンド」「お米はおかずはいらない」などと語り、消費拡大を呼び掛けた。
中家徹JA全中会長は発表会で「米の消費の拡大では情報発信に力を入れ、松村さんに活躍してもらっている。いま農家は生産資材の価格高騰などで経営環境が厳しいが、おいしいお米をみなさんに食べてほしいと願い頑張っている」と述べた。
全中などJAグループは、国民が必要とし消費する食料はできるだけその国で生産するという「国消国産」を、国民運動として推進しており、この日も中家会長は「農業に関心のない方々にも訴えていく」などと説明。発表会の一環で神田明神(東京千代田区)に奉納した絵馬にも、「国消国産」と書き込んで祈願した。
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