地価上昇率、バブル後最大 週間ニュースダイジェスト(9月15日~9月21日)
2024.09.24
▼地価上昇率、バブル後最大 平均1.4%、7月時点(9月17日)
国土交通省が公表した7月1日時点の都道府県地価(基準地価)は、住宅地と商業地、全用途の全国平均が3年連続で上昇した。いずれも上昇率は、バブル経済崩壊で大きく下落した1992年以降で最大。全用途は前年比0.4ポイント増の1.4%上がった。訪日客の増加や、円安による海外富裕層、投資家のマネー流入が影響した。
▼コメ卸売価格、8月最高値 1万6133円、11年ぶり(9月17日)
農林水産省は、JAグループなどがコメを業者に卸した際の「相対取引価格」(速報値)が、8月は2023年産米の全銘柄平均で玄米60キロ当たり1万6133円だったと発表した。6月に付けた約11年ぶりの高値水準を更新し、比較可能な08年以降、8月として過去最高となった。
▼外来種リスト見直しへ素案 サンジャクなど候補(9月17日)
環境省は、国内の生態系や農林水産業に被害を及ぼしている外来生物を載せた「生態系被害防止外来種リスト」の見直しに向けた検討会に、追加候補の素案を示した。四国地方で生態系に影響を与えているとされる鳥「サンジャク」や、宮崎県で在来種を捕食しているとされる魚「コウライオヤニラミ」などを列挙した。
▼政府、9月の景気判断維持 一部足踏みも緩やかに回復(9月18日)
政府は9月の月例経済報告を発表し、国内の景気判断を前月の「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」で維持した。項目別では、倒産件数を「増加がみられる」から「このところ増勢が鈍化している」とし、2021年3月以来、3年半ぶりに上方修正した。
▼食文化功労、選考方法議論 顕彰制度創設へ有識者会議(9月20日)
文化庁は、和食や郷土料理といった食文化の功労者を顕彰する制度の創設に向けて有識者会議の初会合を非公開で開いた。文化庁によると、和食以外にも対象分野を広げるべきかどうか、選考過程の透明性、公平性をどう担保するかなどについて意見が出た。来年3月までに提言をまとめる。
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