農業は成長戦略の草刈り場か 参院選へ議論を 小視曽四郎 農政ジャーナリスト
10月末の総選挙後、知り合いの農業関係者の口ぶりは総じてさえない。「選挙が終わって政府や自民党はコメ問題はもう終わったような気でいる」「規制改革会議は改組といったのに何もなし。これじゃ票だけもらう、やるやる詐欺だ」などのボヤき節だ。 9年近い「安倍・菅」政権による、新自由主義の弊害からの転換だの、...
ミルクティーで酪農応援 全農、年末年始の需要期待
全国農業協同組合連合会(JA全農)は、乳飲料「ミルクティー」(写真、オープン価格)を売り出した。国産牛乳を1缶の内容量275㌘に対し50%以上とたっぷり使い、茶葉は箱根山麓一帯(神奈川県北西部)で生産する緑茶品種茶葉を原料とする苦みが少ない「箱根山麓紅茶」を使用した。牛乳のコクが口に広がり、紅茶の...
農家との対話、年49万回 JA全農がTAC活動報告会
全国農業協同組合連合会(JA全農)は11月17日から、農協の職員が農家を訪問して経営課題の解決を図る活動の報告会「TACパワーアップ大会2021」を、横浜市内のホテルを主会場にオンラインを併用して開催した。 TACは英語のTeam for Agricultural Coordinationの頭文字...
農業分野で「お見合い」 宮崎県4市町と大手企業
宮崎県は11月12日、同県の西都市、新富町、延岡市、美郷町の首長を県庁に集め「みやざき新価値創造マッチングプレゼン2021」を開催した。民間企業との連携で、地球温暖化対策など新たな価値を取り込んだ地方創生を進めるのが狙い。オンラインで参加した県内外約30社の企業に対し、技術面での連携や地元への進出...
持続可能な農業・地域共生を目指す JA全国大会で決議
全国農業協同組合中央会(JA全中)は10月29日、「持続可能な農業・地域共生の未来づくり~不断の自己改革によるさらなる進化~」をテーマに、3年に1度のJA全国大会を開いた。東京都内のホテルの会場には約600人が集まり、オンラインで約900人が参加した。 大会では、2020年に136万人いた基的農業...
健康・美食志向が高まる 「国産へのこだわり」は低下 日本政策金融公庫調査
日本政策金融公庫が7月に実施した消費者動向調査によると、食に関して健康志向や美食志向が高まっている。新型コロナウイルス感染予防のため家庭で食事をする機会が増えた影響とみられる。(写真はイメージ) 食に関する志向は「健康志向」が最も高く、「経済性志向」、「簡便化志向」と続いた。「健康志向」は前回1月...