技術開発と市場拡大がポイント 目標高い有機農業 前田佳栄 日本総合研究所創発...
気候変動の緩和に向けた温室効果ガスの排出量削減や生物多様性の保全など、環境に配慮した農業の実現が喫緊の課題となっている。中でも、世界的に注目されているのが有機農業だ。 2020年5月に発表された欧州連合(EU)のFarm to Fork(農場から食卓まで)戦略では、農業生産分野の目標の一つとして、...
皮をジャムに、茶殻からパネル 広がるアップサイクル
これまで捨てられていたものに付加価値をつけて再生するアップサイクル。多くの企業が取り組んでおり、バナナの皮を使ったジャム、茶殻を配合した段ボール、廃棄するライフベスト(救命胴衣)を生かしたポーチなどが登場している。食品ロス削減を目指す東京都などは食のアップサイクル促進事業を推進する。食にとどまらず...
ご飯を食べよう 古い女性誌に学ぶ工夫 畑中三応子 食文化研究家
パン、麺、菓子など、小麦製品が値上がりしている。主な輸入元のアメリカ、カナダの不作と長引くコロナの影響、ウクライナ侵攻による小麦の国際価格の急騰などが原因だ。国産小麦に切り替えようにも自給できるのはたったの15%(2020年度)。かわりに国産米粉を使ってコメの消費拡大と、ひいては食料自給率向上につ...
アンテナショップも情報発信 地域が取り組むSDGs 畠田千鶴 地域活性化セン...
2015年の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、日本各地でも地域特性に合ったゴールを設け、2030年の達成を目指している。内閣府が2021年度に行った全国アンケート調査では、自治体の52.1%が「地方創生SDGs達成に向けて推進している」と報告された。 都内...
参院選で自民大勝 週間ニュースダイジェスト(7月10日~16日)
7月10日投開票の第26回参院選は、自民党が単独で改選議席の過半数となる63議席を獲り、大勝した。農村部も含む32の1人区では28勝4敗と、野党を圧倒した。一方で改選23議席の立憲民主党は17と苦戦し、日本維新の会は改選議席から倍増の12となり、比例代表の獲得議席は立民を上回った。 自民の60台確...
重油価格上昇でさらに普及へ 農業用ヒートポンプ、みどり戦略も後押し 下出敬士...
ビニールハウスなどを使用した施設園芸は、内部の温度調節が可能なことから、露地では栽培が不可能な時期に栽培が可能という特徴がある。特に冬季はビニールハウス内を加温することで、暖かい時期に栽培・収穫される作物を栽培できることが大きな強みで、この際は重油を使用した暖房機を用いる例が一般的である。 農業現...