空き家に命を吹き込む 沼尾波子 東洋大学教授
共同通信社の加盟新聞社などで主催する「地域再生大賞」を2019年度に受賞したのは、NPO法人ふるさと福井サポートセンターであった。福井県美浜町を中心に、地域の空き家を活用するための仕組みを丁寧に構築し、空き家を拠点としたさまざまな地域づくり活動の展開を下支えし、人々のつながりを作る取り組み活動を行...
常春の島のシイタケ 小島愛之助 日本離島センター専務理事
八丈島は東京都心の南方約300キロメートルに位置する離島である。八丈島といえば「くさや」が有名だが、今ここで新たな特産物が生まれている。 それが「うみかぜ椎茸」である。栽培しているのは、大沢竜児さん、生まれも育ちも八丈島である。 島の年間平均気温は約18度で、冬でも暖かく、夏でもさほど高温にならな...
波佐見の朝飯会 陣内純英 西海みずき信用組合理事長
長崎県佐世保市の隣町に陶磁器の産地波佐見町がある。 波佐見焼といえば、かつては白地に呉須の青と相場が決まっていたが、今や機能的なデザインやカラフルな色使いで人気を博している。陶器市ではあちこちから「これ、かわいい!」と声が上がる。東京ドームのテーブルウエア展示会(昨年2月)でも、センターの位置を占...
都市農園 30~40代に期待 廣瀬愛 矢野経済研究所フードサイエンスユニット研...
ガーデニング・家庭菜園市場では近年、主力顧客層だったシニアが80代に差し掛かり、引退傾向にある。このため30~40代の若年層の取り込みが喫緊の課題となっている。 矢野経済研究所による消費者調査では、ガーデニング・家庭菜園愛好者が感じている課題が分かった。「場所」、「時間」の確保が難しいということと...
神を迎えるお正月 大西かおり NPO法人大杉谷自然学校校長
三重県大台町の旧宮川村史の年中行事「正月」の項には「お飾り、ぼく、しめ縄は昔から各家庭で年寄りが作った」とある。お飾りとしめ縄は子どもの頃から親しんできたが、「ボク」とは何だろうか? 村史にまで掲載されるということは、故郷の正月を代表するはずだが、見たことも聞いたこともなかった。 数年前の年の瀬、...
浅草やTDLでハラル対応進む インドネシアで矢野経済の水越社長
主にアジアの経済ニュースを配信するNNAによると、インドネシアで初の本格的な観光会議が10月10~11日に、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島で開催され、矢野経済研究所の水越孝社長が日本のハラル対応の現状を報告した。(写真左が水越社長) インドネシアは人口約2億6000万人のうち9割近くの2億2000万...