住民が守る宿場の街並み 藤波匠 日本総合研究所調査部上席主任研究員
鉄道を乗り継いでたどり着いた晩秋の奥会津は、紅葉が盛りでした。今回の旅の目的は、福島県下郷町の大内宿という江戸時代の宿場町の面影をとどめる集落で、かやぶき屋根と街並みの保全に取り組んでいる住民組織「大内宿保存会」の活動についての聞き取り調査です。(写真:大内宿の街並み=福島県下郷町、筆者撮影) 大...
森林生態系の恩恵の評価は「東高西低」 農林水産政策研が試算
農林水産政策研究所は、山で感じる心地よい空気や景観の美しさなど、森林生態系から受ける恩恵を数値化して都道府県別に試算した。 その結果、森林生態系の評価が最も高いのは東京都、最低は高知県で、全体として東日本が西日本よりも高い傾向を示した。 気候変動や人間活動の影響によって生態系から受ける価値の損失が...
8割が「年越しそば」や「お節料理」楽しむ 農水省調査
農林水産省がまとめた「国民の食生活における和食文化の実態調査」によると、正月・大みそかに約8割の人が、お節料理、年越しそば、餅、雑煮といった「行事食」を楽しむと回答した。(写真はイメージ) 季節の行事や家族の誕生日など特別な日に関連した食事をするかどうかを、行事ごとに聞いたところ、「正月・おおみそ...
「養液土耕」に挑む ハウス整備費の負担減へ 連載「きゅうりタウン構想 徳島・...
徳島県海部郡で進められている「きゅうりタウン構想」は、2015年度のスタートから5年が過ぎた。構想は10年間。折り返しを迎えた。 海部郡内3町、県、JAかいふでつくる海部次世代園芸産地創生推進協議会が、10年後の目指す姿として掲げた数値目標は▽栽培面積10㌶(15年度5.6㌶)▽10㌃当たりの収穫...
コクヨ「結の森」に「森林の守り人賞」 城南信金の地方創生事業などに大賞 今年...
企業の社会貢献活動を支援する日本フィランソロピー協会(東京)は24日、「第18回企業フィランソロピー大賞」を発表し、高知県四万十町の民有林を守るコクヨの「結の森プロジェクト」が、大賞に準じる「企業フィランソロピー賞」の「森林の守り人賞」を受賞した。 2006年にスタートした結の森プロジェクトは、「...
「ワンカップ大関」にダイバーシティー推進ラベル 8カ国で発売へ
大関(兵庫県西宮市)は2021年1月から、日本酒「ワンカップ大関」のラベルにダイバーシティー(多様性)のテーマカラーである6色レインボーを施した特別仕様の「ワンカップレインボー」を、8カ国で順次発売する。 世界的にダイバーシティーを尊重する気運が高まる中、海外勤務の同社若手社員が提案した。米国など...