男女平等トップの秘密 アイスランド 尾原佐和子 共同通信編集委員
スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が発表した2024年の「男女格差(ジェンダー・ギャップ)報告」で、日本が146カ国中118位と低迷する一方、アイスランドは15回連続で1位となった。背景には女性運動の強さや北欧諸国との連携があるとされる。国の規模は大きく違うが、家父長制の強さなど日...
日本人、過去最大86万人減 週間ニュースダイジェスト(7月21日~7月27日)
▼国内旅行が2年連続首位 23年余暇、コロナ前届かず(7月22日) 日本生産性本部は2023年の余暇の過ごし方を調査した「レジャー白書2024」速報版を公表した。日帰りを含む「国内観光旅行」を1回以上した人の割合が前年比5.9ポイント増の48.7%となり、2年連続で1位だった。新型コロナウイルスが...
愛媛のグルメに歴史あり 畑中三応子 食文化研究家 連載「口福の源」
6月に愛媛・松山を訪れ、ご当地フードを探索した。もっとも興味があったのは「じゃこ天」だった。昨年10月に秋田県の佐竹敬久知事が地元政財界人が集まる会合で「貧乏くさい」と発言し、秋田県庁に抗議が殺到。謝罪に追い込まれ、大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。 東日本では衣揚げだが、西日本では魚のすり身...
里山の景観が崩れていく 赤堀楠雄 材木ライター 連載「グリーン&ブルー」
梅雨時から秋口まで、自然に恵まれた中山間地では草刈りのハイシーズンになる。自宅回りや畑、田んぼの畦(あぜ)など、放っておくと草ぼうぼうになってしまうから、定期的に刈り払う。昔は手道具の鎌で刈っていたはずだが、今はエンジンやバッテリーで刃を高速回転させる刈払機(かりばらいき)で作業するのが普通だ。(...
トウモロコシの季節に 「直売所」を考える 菅沼栄一郎 ジャーナリスト 連載「...
6月の終わり。梅雨の雲間から日差しがのぞいた朝。東京都練馬区の住宅街の間に広がる畑の横に、長い行列ができた。 大人の背より少し高い、2千本余りのトウモロコシの林が一斉に収穫され、相原好和さん(75)と長男の豪(たけし)さん(33)が、一輪車に載せて直売所に運んできた。 1本150円。トウモロコシは...
訪日年間3500万人視野 週間ニュースダイジェスト(7月14日~7月20日)
▼大型マグロ漁獲枠1.5倍 日本8421トンで国際合意(7月16日) 太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議が閉幕し、30キロ以上の大型魚は2025年以降の全体の漁獲枠を1.5倍に拡大することで合意した。日本は2807トン増え8421トンとなる。資源量が回復傾向にあることを受けた措置。30キ...